お問い合わせの回答です
念のために・・・
①クリームを使うとピリピリする
⇒バリア機能が低下すると、異物の侵入が多くなるため、
異物の侵入をいち早くキャッチするために、神経が肌の表面
近くまででてきます。そこに触れると刺激を感じます。
時間が経つにつれて治まるようであれば、問題ありません。
しっかり保湿し、バリア機能が回復すれば次第になくなります。
②部分的に乾燥が激しい
⇒重ね塗りしてください。肌状況によって、使用量は全然かわってきます。
1瓶を1週間で使ってしまう人もいれば、2ヶ月以上持つ人もいます。
同じように肌の部分部分でも必要量が変わってきますので、
肌と相談しながら使ってください。
③ノンオイル化粧品ってよいの?
⇒ノンオイル化粧品を売っているところの売り文句は、
・本来、自分でつくる皮脂が肌を守っている
・油は酸化して悪いものになる
だから、油は必要ない、むしろ悪だ!といわけです。
まず、肌を守っているのは細胞間脂質、つまりセラミドに多くを依存しています。
油で蓋をするのは古い考え方だと吉田先生が言ってます。
ですので、ノンオイルでも問題はないと思います。
ただし、乾燥肌の人はセラミドがないので、
ノンオイルでは乾燥を止めるどころか、助長しかねる場合があります。
水分が水分を引っ張るって話はよく聞くと思います。
(毛細管現象だとか表面張力だとか、まあ細かい話はやめておきましょう)
逆に、セラミドが豊富に肌に存在するなら、ノンオイルでもOKです。
ノンオイル化粧品を使っているから肌がキレイというよりも、
肌がキレイだからノンオイルでも大丈夫・・・といったところです。
また、酸化した油は肌の老化を促進するのは事実です。
自分で分泌した皮脂でさえもそうです。
ですから、洗顔が重要になってくるわけです。
どんなに高級なクリームも1日以上つけっぱなしでは、
マイナスになります。
逆に、1日くらいは大丈夫ですよ?
ちゃんと酸化防止剤入てますから・・・
(トコフェロールかオリザノールが一般的かな)
それに即酸化するようなら、自身の作る脂で
酸化脂質だらけってことになりますからねー
④なかなか改善がみられない
⇒肌に症状が出ている状況でのスキンケアは時間がかかります。
まず、その症状を治さないといけませんから。
じっくり保湿をしつつ、自己治癒力で時間をかけて治していくのが王道ではありますが、
一旦薬で抑えてしまってからスキンケアをするほうが遥かに早くて楽です。
ステロイドの長期使用は論外ですが、短期的に使うのは個人的には
ありだと思います。
まずは症状を抑えてから使ってみてください。
⑤特別な化粧水をコットンに染み込ませゴシゴシふくと肌がキレイニなる
⇒一般的にコットンを使うのはNGといわれます。
ピーリング効果を謳っているそうですが、これほど乱暴なピーリングは
聞いたことがありません。
ピーリングそのものは、本来落ちるはずの古い角質が
残っている場合、それを落とすことで肌がキレイになり、
スキンケアの効果が格段に上がると言われます。
たまにやるのであれば、非常に有効であると思います。
ただし、あくまで古い角質を落とすことなので、
一旦落とした肌に古い角質はないわけで、
さらにピーリングをすることは、新しい角質を
落とすことになり、肌を傷つけているだけです。
ご参考までに。
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