アトピー性皮膚炎の経口薬 商品化はまだ先?

アトピー改善の飲み薬として期待される VAP-1阻害剤

VAP-1とは?

血管内にある白血球の通り道となるタンパク質。

白血球はVAP-1を通って血管外にでていきます。

 

過剰にでた白血球が、細胞を攻撃することで

炎症がおきます。

 

これがアトピー性皮膚炎の症状として出ます。

 

このVAP-1に蓋をするのが、VAP-1阻害剤で、

白血球が過剰に血管外に出るのを防ぎます。

 

結果、炎症が起こらず、肌が改善していくというわけです。

 

現状、ステロイドくらいしか有効な手立てがなく、

取扱いに非常に注意が必要なわけですが、

 

このVAP-1阻害剤が薬として使えるようになれば、

飲み薬なので患者の負担はかなり軽減されます。

 

しかも副作用が少なく、小さいお子さんでも

安心して使える代物になると期待されています。

 

この話が出たのが2012年のはじめの辺ですから、

すでに2年以上経っていることになります。

 

一般的に薬になるまでに5~10年かかるとか。

まだまだ、日の目を見るのは先になるのでしょうか・・・

 

 

1つの薬ができるまでに、かかる費用って、

何十億、何百億とか訳わかんない費用がかかるといわれます。

 

また、実際に商品化までたどり着くとは限らないわけです。

 

こんなに時間と費用をかけて、薬を作るのは、

それなりの見返りがあるからなのですが、

 

もし、アトピーの有効な経口薬ができた場合、

現状、ステロイドなどの塗り薬の市場規模は350億円と言われています。

日本国内ですので、海外を視野に入れれば、750億円です。

発売されれば、1年でペイできてしまうわけです。

 

さらに、このVAP-1阻害剤は自己免疫疾患全般に関わるので、

(アレルギー、リウマチ、炎症性腸疾患、ぜんそくなど)

さらに市場規模はデカくなり、推定5~6兆円規模なのだとか。

 

もう訳わかんないですね(笑)

 

もちろん、市場を独占できれば、という前提ではありますが、

非ステロイド系で有効な経口薬は、今のところないわけです。

 

有効性が高く、副作用がなければ、

現状のステロイドによる治療を覆す可能性はあります。

 

つまり、十分に市場を独占できる可能性はあるわけです。

 

 

といった具合に、ビジネスとしてみれば、

非常に魅力的な案件なわけです。

 

偉い人にお金握らせれば、

早く商品化できるかもしれませんが、

 

遅くなってもいいから、しっかり安全性を確認して

から世の中に出てきたほうが安心なのかもね。

 

政治力が大きく物をいう業界ですからね・・・

 

 

よく噂されるのが、癌と糖尿病の治療薬はできないといわれます。

その背景としては、癌の新薬開発は製薬会社のドル箱ですし、

糖尿病は病院のドル箱であるからだと言われます。

 

治ってもらったら困る人たちがおり、

その人たちは政の奥深くまで入り込んでいるって話です。

 

すでに癌の治療薬は本当はできているが、

闇に葬られてしまっている・・・

 

本当かどうかはわかりません。

都市伝説みたいなもんですけどね。