本当に天然ヒト型セラミドが一番なのか、検証してみます
さて、天然ヒト型セラミドを使っている立場上、
セラミドで一番いいと盲目的に信じてきたわけですが、
果たして本当にそうなんでしょうか?
今期のテーマは
「ナチュセラを超えるナチュセラ」作りですので、
根本から見直してみようと思います。
天然ヒト型セラミドのウリは
・天然である
・複数のセラミドを含んでいる
・長鎖脂肪酸の割合が高い
天然であるというのは、イメージの問題で、
天然=いいもの というわけではないので、
効果の面でいえば、あまり関係ないところです。
セールストークを作る上では非常に重宝しますけどね。
天然だから、複数のセラミドがあり、
長鎖脂肪酸が多いという流れなんですが、
敢えて伏せてきましたが、
天然ヒト型セラミドの種類は
セラミド6Ⅱが73%、セラミド3が13%、非ヒト型セラミドが14%
そのバリエーションが豊富なわけです。
セラミドの大きな括りでいえば、ヒト型セラミドは2種類。
セラミド6Ⅱ、セラミド3に炭素数の違うバリエーションが豊富ってことになります。
長鎖脂肪酸についても、
超長鎖脂肪酸(C26以上)であるアシルセラミド(セラミド1、4、9)
は検出されていません(あるかもしれませんが)。
この超長鎖脂肪酸が肌のバリア機能に必須の働きをしている
ことが分かっています。
合成セラミドでも必然的に長鎖脂肪酸、しかも超長鎖脂肪酸になるわけです。
さらに、生理活性的に重要な役目をになっているわけで・・・
もしかしたら、セラミド1などのアシルセラミドを増やした方が、
結果的に効果が上がるのではないか?と。
事実、微量ではありますが、合成のアシルセラミドを加えた
Ver1.2は、今までVer1.0を使っていた人でも、変化を感じた
という経緯があります。
そこで、天然ヒト型セラミドの対抗馬として、
セラミドを5種類含んでいるスキンミミックスを
同じ濃度で比較してもらって、どちらがよいかお客様に
評価してもらおう・・・という企画をします。
スキンミミックスは、
セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミド9を含みます。
アシルセラミドの割合は20%含みます。
コレステロールやスフィンゴ脂質を含み、
ヒトの細胞間脂質に非常に近い状態に調整してあります。
これは合成だからできる芸当でもあるわけで。
セラミドの補充とは別に、セラミド合成に関わる酵素の活性が
確認されており、新規のセラミド合成量が増えるとのデータがあります。
まあ、ナチュセラクリーム、ナチュセラライトには、
どっちも入っているけど、配合割合を弄ればもっとよくなる可能性は
あるかどうか・・・
ということを確認したいわけであります。
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