自殺しやすい遺伝子がある?!
つい最近、血液型と性格には科学的根拠はない
とかいうのを大々的に発表されてました。
みんな薄々は気づいているけど、
知ってるけど、敢えて言わなくてもねえ・・・
一種のコミュニケーションツールなんですから。
血液型で性格は決まらないけど、
遺伝子で自殺しやすいかどうかは決まる・・・そうです。
SKA2と呼ばれる遺伝子があり、
この遺伝子は否定的思考の停止、
衝動的行動の抑制を担う脳部位形成に関与しています。
この遺伝子に変異があると、
自殺しやすい傾向になる、自殺リスクが高いというわけです。
この変異が生じると、ストレスホルモン(コルチゾール)の
放出を抑制が適切に働かなくなるそうです。
自殺願望のある人は、このコルチゾール放出に異常がある
事が以前から判っていたそうです。
血液検査で、自殺願望のある人を80%の確率で予測できるとし、
自殺未遂の経験のあるか否かを96%の確率で同定できたとか。
うーん、これが分かったところで、
何か良い事があるのかどうか、少々疑問ではあります。
もし、これで自分が自殺リスクの高い人間だとわかった場合、
逆に、それに影響されて、自殺を促してしまうのではないかと・・・
つまり、「私は自殺しやすい人間だ」というラベルを貼ることになり、
そのように行動してしまいかねないというリスクがあります。
また、それを知った家族は、接し方が明らかに変わってしまうでしょう。
腫れものに触るような感じになってしまうのではないでしょうか?
それって本人のためになるのかどうか・・・
また、遺伝子1つで欠陥であるとするのも、
少々乱暴ではあります。
自殺を未然に防ぐために、そのリスクを知っておきたいのは
わからなくもないわけですが、その情報がもたらすリスクは
必ずあると思います。
同じような話で、遺伝子で犯罪リスクが高い低いが
わかるとかいう話もあります。
迂闊に血液検査すると、そういった情報を抜かれる
リスクが出てくる時代になるんですかね・・・
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