植物発酵エキスの作り方
市販で売られている酵素の作り方は、
テレビ通販とかで見たことがあると思います。
色々な植物発酵エキスがありますが、
共通項だけ抽出していこうと思います。
まず、原料ですが、普通は野菜なり果物を
生で切って樽にぶち込んで、その上から
大量の砂糖を投入します。
ある程度時間をおけば完成(笑)
砂糖は黒砂糖が使われることが多いかな?
砂糖を大量に使う理由は、腐敗防止です。
不思議な話ですが、砂糖って腐りません。
砂糖からカビが生えたの見たことないと思います。
糖度が高いと、菌は生存できないんです。
はちみつも腐りませんが、これも糖度が高いからなんですよ。
糖に限らず、塩分が高くても腐りません。
これを利用して発酵させるのが味噌や漬物になります。
なめくじに塩かけると、萎みますよね?
あれと同じことが菌に起こるため、
高濃度下での生存ができないわけです。
また、高濃度下に置くことで、砂糖漬けした野菜などから、
栄養が染み出てきます。
細胞から水分が抜けると同時に、
そこに溶け込んでいる養分が抽出されます。
よくエキス抽出はアルコールで行われますが、
原理は同じです。
自家製酵素、はちみつ漬け、自家製養命酒、
これらは同じ仕組みで、細胞から成分を引き出さし、
引き出したものを摂取するというわけです。
ここで、ちょっと不思議に思いませんか?
高濃度下では菌が繁殖できないのに、どうやって発酵するの?と・・・
そもそも、植物発酵エキスを作る時、
菌を添加しません。
そこに自生している菌が、醸してくれるとか、
樽に付着している菌がうんたらかんたらって話なんですが、
その環境下で菌が生存できるのか・・・?
発酵したものではなく、単なる抽出液なんじゃないのか・・・と。
どれがとはいいませんが、そういった発酵すらしていないものも
なかにはあるということだけは覚えておいてください。
そして、生のものを抽出すれば、
そこには細胞内の酵素がでてきます。
ですから、熱をかけなければ、酵素は存在することになります。
どちらがいいのかは分かりかねますが、
無菌状態なので、火をかけないのはこちらのほうが楽ですわね。
強制発酵(菌を入れて発酵させる)では、
殺菌しないという選択の難易度はSクラスです。
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