セラミドの争いは種類の数へ・・・

セラミドでの差別化が難しくなってきますな~

とりあえず、セラミドは天然がいいとか、ヒト型がいいとかいう

原料由来での争いは落ち着いたのかな?

 

今後は種類を争うという不毛な戦場になりそうです。

 

セラミド市場を牽引してきた大手製薬メーカーの商品がリニューアルしたことが、

大きな引き金になるでしょうね・・・(9/1から切り替わってます)

 

今までセラミド2のみだったところに、

セラミド1とセラミド3を加えてきました。

セラミド2がほとんどだとしても、たとえ微量加えただけでも、

効果は断然あがると思います(経験則ですが)。

 

まあ、マーケティング上、弱者は差別化を図り、

強者はその差別化を潰していくのが王道ですからね。

 

ヒ●ミドはセラミド高濃度だけど、1種類しか入っていない

というのを封殺されてしまったわけです。

これはなかなかの脅威ではあります。

(なぜ、グルコシルセラミドを入れたのかはよくわかりませんが・・・)

 

差別化の残された道は、種類を増やしていくしかなくなるわけですが、

そのほとんどがスキンミミックスを使ってくることでしょう。

 

実際、ロ●ト製薬からでているブランドの1つは

スキンミミックスを使い、天然型マルチセラミドを謳っています。

こちらも9/1から店頭に並んでいます。

 

手っ取り早く、ヒト型セラミド5種類と、非ヒト型セラミド2種類が

含まれているので、微量でも入れてくる企業は増えてくるでしょうね。

 

これもすぐに手詰まりになりそう。

スキンミミックスを入れるのがスタンダードになれば、

差別化にならなくなります。

 

どっかから、何かしらのセラミドを引っ張ってきて、

数を増やすというのも1つの手ではありますが、

セラミド5やセラミドNDS(10)は増え過ぎると良くないって

データもありますし・・・

 

まあ、数を増やしたい、多く言いたいってだけなら、

全然ありだと思いますよ。

謳い文句優先で効果を気にしないのであれば。

 

セラミド4とかセラミド7とか現状ないわけですから、

結果、よくわからんセラミドを入れて差別化する従来の

やり方に戻る訳ですな・・・

 

天然セラミド、発酵セラミド・・・

天然ヒト型セラミドもその1つですけどね。



まあ、うちのコピーはもともとそうして来てたので、

時代が追い付いてきたって感じですわ(笑)


方針は変わりません。

効果があれば、それでよいわけで。


その1つアプローチとして、

天然ヒト型セラミドをメインとしてきましたが、

天然型マルチセラミドと同等にすることで、

劇的によくなることがわかりました。

 

それがナチュセラ極となるわけですが、

これは天然ヒト型セラミドとスキンミミックスを

高濃度(当社比)で混ぜた商品です。

 

差別化のポイントは、天然ヒト型セラミドと天然型マルチセラミド配合で、

セラミドの種類としては、10種類と言っちゃってます。

また、アシルセラミドであるセラミド1、セラミド9が高濃度であり、

合わせて0.02%配合されています。

 

ん?少ない?

いやいや、現状、どこよりも入ってますよ。

 

当然ではありますが、加工先が動揺するレベルの配合なので、

そのままクリームの配合には使えません。

 

別のアプローチで、効果の高い配合を目指す必要はあるんですが、

だいたいの目途はついてます。

 

セラミド市場が盛り上がってくるのは良い事で、

歓迎しようじゃあないですか。

 

 

【関連記事】

天然型マルチセラミド

セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱプレミックス原料

本当は教えたくなかった スキンミミックス

セラミド1 恐るべし・・・

※補足

セラミド10

セラミド10が増えると良くないってホント?との声があったので、補足しておきます。

上図は、天然ヒト型セラミドすげーぜってことを言いたいグラフですが、

比較対象に使っているのがセラミドNDS(セラミド10)なわけです。

有意差を出すためにの作為的なデータではありますが、

セラミド10が増えると、あんまりよろしくないのは確かです。

ちなみに、セラミド10は原料として存在していないので、ご安心を。


また、セラミド5が増えると・・・というのは

Changes in the Ceramide Profile of Atopic Dermatitis Patients

Journal of Investigative Dermatology (2010) 130, 2511–2514)

をご参照くださいませ。


こちらは、アトピー患者のセラミドは減少傾向にあり、

とくにセラミド1、3、6が減少するが、セラミド5は増加傾向にあるといった内容。

ただ、セラミド5が悪影響を及ぼすというわけではないので

使っても問題はないとは思います。



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コメント: 3
  • #1

    ちい (水曜日, 03 9月 2014 13:28)

    ロートのケアセラ、昨日CM見ました。
    広末涼子きれいすなー(笑)

    ナチュセラ極、おまけでいただいて使いました。
    潤うどころか、潤いすぎて1日中べっちゃべちゃです(笑)
    最初の数日は、天気悪くて湿気が多いせいか?とか思ってたんですけど、使わなかった日は夕方頃には何となく乾燥して、べちゃべちゃにはならなかったです。
    初日からべちゃべちゃだったので、本当にすぐに効果は実感できました。

    特に今年は雨が多くて乾燥しにくいので、冬に使うことにします。

  • #2

    森崎 (水曜日, 03 9月 2014 14:49)

    コメントありがとうございます。
    確かに、広末さんキレイですよねー

    多分、使う量が多かったのだと思いますよ。
    1回1、2滴で十分ですから。
    あと、夜つけて寝ると、次の朝の調子が全然違うと
    言うお声をいただいています。

    サンプル品なので、冷蔵庫で保存してくださいね。

  • #3

    ちい (水曜日, 03 9月 2014 15:24)

    ご返信ありがとうございます。

    広末涼子になれるんなら、体洗うどころか、ちょっと勇気要るけど飲んじゃうぞ☆ってぐらい思ってるんですけどね。

    ローションのあとに2滴にしたんですけど、1滴で十分だったかもです。
    手の上でローションに混ぜるとかだと伸ばしやすいか?と考えてます。
    手に出すと、手のひらが吸い込んじゃうので、「お前じゃねえよ!」って手のひらにイラっとします(笑)

    冷蔵庫保存してませんでした。
    危険でしたー、ありがとうございます。