セラミドの濃度が開示できない本当の理由
こんな経験はないでしょうか?
セラミドの商品を探しているのですから、
セラミドの濃度は重要項目です。
書いてないなら企業に問い合わせるしかないわけです。
「セラミドの濃度は何%ですか?」
それに対し、
「企業秘密なのでお教えできません」
便利な言葉ですよね、企業秘密(笑)
まあ、ぶっちゃけ、セラミドの濃度なんて秘密もくそもないないんですがね。
セラミド濃度が言えないそのわけ① 知らない
セラミドに限らず、成分の濃度を開示することを
加工メーカーは嫌がります。
化粧品のOEMをしている会社、あなたが思っている以上に沢山あります。
配合比率がすべてわかっていたら、簡単に他所で作れてしまいます。
その為、加工メーカーは販社に情報開示していません。
だから、セラミドは入っているけど、濃度は知らないって会社は多いです。
さすがに、「知らない」とは言えませんからね(笑)
ただ・・・
セラミドの濃度だけでしたら、
加工メーカーに聞けば、99%くらいは教えてくれます。
なぜなら、あなたが販社に対して
「セラミドの濃度を教えてないなんて、なんて会社だ」と思うのと
同様のことを販社も加工先に懐くわけです。
販社は加工先からみればお客さんですからね。
また、セラミドの濃度を開示したところで、
加工先としては何も影響がないわけですから。
もちろん、それを開示するもしないも販社の判断になるわけですが。
セラミド濃度が言えないそのわけ② 濃度での競争力がない
セラミドの濃度という土俵で勝負するとなると、
1%以上はないと「なんだか少ないな」と思われてしまいます。
セラミド製品を探して最初に出会うであろう商品はヒ●ミドであり、
そのセラミドの濃度は4%。
これを基準にされると、正直キツイのです。
セラミドの種類は色々あり、効果も価格も全然違います。
濃度という指標で判断されるのは不本意であるわけです。
ですから「秘密」にするわけです。
ただ・・・
企業秘密=入っていない と思われても仕方がないので、
ちゃんと入っていれば言ったほうがプラスにはなるとは思いますが。
メーカー推奨量は0.05%というところが多いです。
推奨量以上入れているのであれば、堂々といえばいいと。
まあ、それ以下だとしょうがないですけどね・・・
セラミドを配合するのは業界でも最高難易度?
セラミドを配合するのはノウハウが必要で、
それをパクられると困るからセラミド濃度は開示できません。
もっともらしい言い訳ですが・・・
もちろん、ウソです(笑)
セラミドは水にも油にも溶けない、ちょっと扱いづらいのは事実です。
粉末のセラミドを溶かせないOEMって結構多いです。
普通に混ぜるだけでは溶けないわけですが、
これは知っているか知らないかの問題で、
特殊な技術が必要なわけではありません。
溶かせない=今まで高濃度でセラミドを配合した経験がない
ってだけです。
ちなみに、加工できなければ、
原料メーカーに聞けば、手取り足取り教えてくれます。
原料メーカーからすれば、売りたいわけですから、
情報は積極的に開示してくれます。
そもそも、濃度を開示しただけで何がわかるのかって話ですわ(笑)
ノウハウ的な問題で開示できないとすれば、
複数のセラミドを使用していて、その細かい配合ですかね。
セラミド1が何%、セラミド2が何%・・・って感じでは開示できない
というのは分からなくもないです。
色々テストして導きだした黄金比をパクられるのは困りますからね。
ちなみに、粉末のセラミドは配合が難しいわけですが、
簡単に溶けるように加工されたセラミドがあり、
多くの企業はそれを使います。
スキンミミックスなどのプレミックス品がそれにあたります。
これらは技術とか要りません。
ただ混ぜるだけですから。
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うーん (日曜日, 19 10月 2014 13:18)
結局は相手を乏して自社製品を売りつけたいだけの会社ばかりですね。
当然っちゃ当然ですけど。
森崎 (日曜日, 19 10月 2014 14:12)
コメントありがとうございます。
まあ、否定はしませんけどね。
色んな意見があるのは面白いと思うけど。