天然界面活性剤の究極の形!?
カネカは
カガクでネガイをカナエル会社
バリバリの化学系の会社です。
サプリメントでは還元型コエンザイムが有名で、
多くの企業で採用されています。
そのカネカから新しい素材、カネカ・サーファクチン。
簡単にいうと、天然の界面活性剤です。
納豆菌の一種が作り出す環状ペプチドに疎水部が結合した、
界面活性剤のような構造物質を発見、抽出したものです。
利点としては
①天然の界面活性剤としてよく使われるレシチンの3000倍の効果がある
乳化作用がレシチンの3000倍あるので、使用量はレシチンの1/3000で良い。
②2.5%の添加では無刺激
20%配合しても、合成界面活性剤の刺激の1/10以下。
③1週間で分解される
川や海に流しても1週間以内に分解されるので、環境にもやさしい。
界面活性剤としては申し分ない利点なわけですが・・・
オススメは従来の界面活性剤と併用して使うことのようです。
カネカ・サーファクトリーを1%添加すると、
界面活性剤の使用を1/10にできるそうです。
また、10%配合すれば、1/100に。
まあ、さすがに10%配合となると原価を圧迫するでしょうし、
もはや、合成界面活性剤不要なんじゃね?とも思いますが・・・
従来のレシチンなどの天然の界面活性剤との併用も面白いかもしれません。
天然の界面活性剤だけで、形状を安定させるのは
非常に難しい話になります。
ちょっとしたノウハウはいるのと、添加するものによって、
ケースバイケースで対応しなければならないので、
面倒でもあります。
こんな未知の界面活性剤を使うのは、
加工先としては避けたいところでしょう。
まあ、一度原料買って、無理やり作らせてみるかな~
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