高いとは思っていたけど、ここまで高いのか!!
フラーレンとは、炭素がサッカーボール状になっているもので、
高い抗酸化力を有しています。
ダイヤモンドと同じ炭素の同素体なので、
塗るダイヤモンドといってもいいかも。
効果はすべて抗酸化による活性酸素除去から派生するもの。
美白効果、シワ改善、バリア機能改善、育毛効果、ニキビ改善、毛穴改善
などなどのデータがでていますが、酸化の害を抑制した結果というわけです。
高い原料であることは重々承知だったのですが、
原液を10ml 3000円で販売しているところがあったので、
300,000円/kg以下だと予想していたのですが・・・
いや、容器代、充填費、粗利益を考えると、
100,000円/kgくらいかな~と。
まあ、よく見たら全成分に1,2-ヘキサンジオール
があるから、薄めてるみたいね。
原液じぇねー(笑)
某メーカーでは10%配合で10ml 2100円で売ってます。
うーん、原価考えるとすげーな。
実際の原液の価格はなかなかたまげる見積もりでした。
フラーレンの原液はフラーレンそのものは0.03%配合されており、
有効摂取量は原液1%以上になります。
つまり、フラーレンとしては0.0003%で効果がでるというわけです。
3ppmってことですか。
まあ、フラーレンそのものは変化しない、
触媒的な抗酸化力です。プラチナとか金とかと一緒です。
ですから、ビタミンCとか、その他の抗酸化成分と違って、
存在する限り活性酸素を除去してくれるので、微量でも
効果があるのかもしれません。
ちなみに、フラーレンは溶けません。
炭素なんで、そりゃそうでしょう。
その為、原液はフラーレン1個、1個をPVP(ポリビニルピロリドン)で覆い、
水に溶けるようにしています。
なんか、サランラップにくるまれているような感じなので、
これで抗酸化作用とかの邪魔にならないのが不思議です。
油性原料はスクワランに分散させただけのもの。
使用するなら、こちらの方がベターかな?という気はしなくもないです。
こっちの方が2割くらい高いです。
フラーレンの研究データは、おそらく化粧品原料でトップクラス。
エビデンスがしっかりしているし、権威付けもバッチリです。
なんたって、ノーベル化学賞受賞してますから(1996)。
その分、お値段はパないです。
フラーレンそのものは、10億円/kg超えます(爆)
ふみゃ~って感じっす。
セラミド1が可愛く見えてくるな・・・
さてさて、このフラーレンのロゴマークがあるのですが、
こちらを使えるのは、フラーレン原液1%以上を配合する必要があります。
これを使用しているところは、
フラーレン原液が1%以上入っている証拠になりますので、
フラーレンの入ったもの使いたいって方はこのロゴを
目安にするとよいです。
うーん、試してみようと思ったけど、
入れるのはちょっと無理っぽい。
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茉麻 (火曜日, 15 11月 2016 13:41)
プラスレイさんの原液高くて使ったけどイマイチでしたが、原液は効果ないですか?やはり。
記事かなり面白いです。
森崎 (火曜日, 15 11月 2016 15:44)
コメントありがとうございます。
他社商品についての記述を削除しているので、
コメントは控えさせていただきます。