美容師に聞いた、男性客がいい香りつつけていると・・・
男性客がいい香りをつけていると… 美容師の6割「サービス手抜きできない」
ちょっと面白い記事だったので、ご紹介。
美容師100人に聞きました、
「男性客がいい香りをつけてたらどう思う?」
①センスがいいと思う 88%
②接客、サービスに手を抜けない 62%
③男性も香りを活用すべき 76%
さてさて、これの何が面白いかって、
この調査をしたのが男性用化粧品ブランドであるAXE
が行っているということ。
はっきりとした意図を感じることができるというか、
ちょっと露骨な情報操作なわけですよ。
この記事を読んだ人が、
香りに気を使えば、
・周りからセンスがいいと思ってもらえる
・周りの対応がよくなる
という拡大解釈を狙っているのは明白で、
別に美容院に行くときに、香りをつけようという行動を促したいわけではなく、
普段から、香りを身に着ける用に促したいわけです。
モテたいってニーズは強いですからね~
さて、香りについての作用は当然あります。
アロマというのも、案外バカにできないものでして、
香りは理性とか知性とかを司る大脳皮質ではなく、
感情的な部分を司る大脳辺縁に作用します。
もしかしたら、香りで相手の感情をコントロールする・・・
とまではいかなくとも、感情を刺激することはできるかもしれません。
ただ、この香りの作用を他人に使う場合、
相手との人間関係の距離感を考慮しないといけないと思います。
極端な例ではありかもしれませんが、
好きな人のニオイなら、どんなニオイでも好きになるだろうし、
嫌いな人のニオイなら、どんなにいい香りでも不快であるのは
想像に難しくないわけで。
それなりに近い間柄であるとか、
好意をもってくれている相手なら、
もしかしたら有効にはたらく・・・かもしれませんね。
ちなみに、香りの話になると、フェロモンの話がでてくるのですが、
ヒトは今でもフェロモンを出していると言われます。
出してはいますが、その受容体は退化して使い物になりません。
しかしながら、フェロモン系の商品は根強い人気があります。
まあ、大手化粧品メーカーの圧力で、フェロモン系原料は
全て廃版となっていますけどね。
ぶっちゃけ、効果はないです。
ないんですけど、使った人の声は、正直悪くない・・・
もちろん、効果がないとのクレームは皆無です。
(言いにくいというのが大きな要因でしょうけど)
ほとんどエタノールなんですけど・・・
という商品を企画したことがあり、
モニタリングしたことがあります。
たしか10人くらいに使ってもらったと思います。
内心、効かないんだから、無駄なことさせるなーと思ってたんですが、
結果は予想に反して、半分の5人は「よかった」「効果があった」
などのポジティブな意見がでてました。
おそらく、モテモテフェロモンをつけている、
という自己暗示が成せる業なんだろうとは思いますが、
決して無駄なことではないのかもしれません。
よくいうじゃあないですか、
他人を変えることはできないが、
自分は変えることができる、と。
結局、そういうことなんじゃないかと思うわけです。
ここは1つAXEの思惑にのっかて、
香りをまとってみるのもありなのかもしれませんね。
何かしら、自分の中で変化があるかもしれませんよ?
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