菌由来のセレブロシド?!
馬セラミド、つまりセレブロシド(ガラクトシルセラミド)は馬の脊髄から抽出されています。
今まではあまり気にならなかったのですが、馬セラミドの原料調達ってどうしてんだろ?と・・・
馬プラセンタってありますが、これは馬の胎盤を元に精製していきます。
出産したときに取れるので、地道に集めてるんだろうな~と。
馬は出産後に胎盤を食べちゃいますから、その前に横取りする必要が
あるんですけどね。
でも、馬の脊髄ってどうやって集めてるんだろ?
死んだ馬から取るのかな?
それとも注射を指して髄液をとるのかな?
食肉用のついでにとるのかな?
まさか、馬セラミドを取るように飼育している・・・ってことはないよね。
たぶん・・・
ちょっと調べてみたのですが、
詳細を書いているところは見つかりませんでした。
あんまり気にならない人の方が多いのかもしれません。
まあ、馬刺しとかあるんだから、
その時にでるものを使うと考えるのが妥当かな。
にしても、なぜ馬なんでしょ?
セレブロシドは動物の脳、脊髄に多く分布しています。
もちろんヒトにもね。
かつては牛から抽出されてたらしいのですが、
狂牛病問題で今は作られていません。
牛がダメなら豚に行きそうなものなのですが、
豚セラミドというのはないわけで。
プラセンタやコラーゲンを取ってるのに、
不思議ではあります。
(何か不都合なことがあるのだろうか・・・・)
さて、セレブロシドの抽出方法を調べていたら、
菌に作らせる方法がでてきました。
出願者は日本甜菜製糖株式会社
砂糖の製造販売メーカーです。
そういえば甜菜(砂糖大根)由来の植物セラミド(グルコシルセラミド)もあります。
確か、価格が他の植物セラミドと比べると段違いに安かったと思います。
(その分、エビデンス等のデータはなかったような)
10年前にすでに公開されています。
ただ、これはセレブロシドといってもグルコシルセラミドであり、
ガラクトシルセラミドではありません。
酵母から得られたスフィンゴ糖脂質は、グルコシルセラミド以外にも、
ガングリオシド、ラクトシルセラミド、グロボシセラミドなどなど含まれていることから、
色々含まれているアピールをして、他とのグルコシルセラミドと差別化しるのも
ありなのかもしれませぬ。
また、カネボウではガラクトシルセラミドの類似物の生成を試みていたみたいです。
これも平成15年公開ですから、結構前ですね。
まあ、仮に代替できるようなことになっても、
馬セラミドを使い続けるでしょうけどね。
馬だからこそ価値がある(ように見える)のであり、
豚ではダメだし、合成品なんて論外でしょう。
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