pm2.5で脳が委縮する・・・

pm2.5が無症候性脳梗塞を促進するらしい

中国から沢山飛んでくると言われ、問題視されているpm2.5。

pm2.5とは、微小粒子状物質とも言われるように、非常に小さい空気中の不純物です。

自動車の排気ガス、工場の煙、ストーブやごみを燃やしたりした煙などが、

紫外線やオゾンと反応することでできます。


様々な健康被害があると言われ、

呼吸器系の障害、アトピー、喘息の悪化等々の懸念があります。


そして、それだけに止まらず、脳にも影響があるとの報告がありました。

それも、かなり衝撃的な内容。。。


調査対象者は、米国ニューイングランド地方に住む60歳以上の943人の健康な成人。

MRI(磁気共鳴映像法)で対象者の脳の構造を調べ、その画像と居住地域の大気汚染レベル

との関係を調査した。


この研究では、大気中のPM2.5が1立方メートルあたり2マイクログラム(μg/m3)増えると、

脳容積が0.32%減少することが判明。


この値は大都市圏では普通に見られる範囲。

0.32%は老化萎縮する1年分に相当するそうです。


まあ、空気の汚いところに住んでいると、

キレイなとこに住んでいる人と比べると1年分くらい脳が老化しているということなので、

毎年、1年分余分に委縮するってことではないです。

積もり積もって1年分の差がでるというわけですから、まあそこまで意識する必要はないです。


それよりも問題なのは、無症候性脳梗塞のリスクが46%も上がるということ。


無症候性脳梗塞は隠れ脳梗塞とも言われ、

症状には表れないが、脳の血管の一部が詰まって血流を阻害している状態。


あくまで比較して5割、無症候性脳梗塞を誘発している人が多かったって話ですが、

pm2.5が多い地域で1.5倍、無症候性脳梗塞の人が見つかったわけです。


ちなみに2μg/m3増加した時の比較しかありませんが、

それ以上増える場合もあります。

名古屋で10~25μg/m3ですからね・・・

(岐阜は測定地点が1ヶ所しかないのでよくわからんですが笑)


pm2.5は動脈硬化を促進するとの研究報告もあるので、

それほど驚くようなことではないのかもしれませんが。


まあ、たばこの受動喫煙した場合も同じというか、

より深刻な問題なのかも。

吸っている人よりも、周りで煙を吸うほうが害が大きく、

受動喫煙の有無で比較した場合、おそらく同じような結果になるんじゃないかな~



無症候性脳梗塞を見つけるには、脳ドックを受けるしかありません。

なんせ、症状がないわけですからね。

50を超えてこれば、おそらく数個、誰でも見つかるんですが、

放ってほくと無症候性でなくて、本格的な脳梗塞に発展する可能性があります。


じゃあ、どうすれば?という話ですが、

1つはω3系のオイルと積極的にとること。

動脈硬化の原因の1つは血管にこびり付いた脂。

すき焼きの鍋を次の日開けると、白い塊が浮いていると思います。

これが血管内にこびり付くと言った感じです。

脂汚れは油でとるというわけです。


もう1つは納豆を食べること。1日1~2パックです。

動脈硬化の原因の1つは血栓と呼ばれるもので、

血液が血管内で凝固したものです。

これを溶かす成分は納豆に含まれるナットウキナーゼか、

ミミズやヒルが持つルンブルキナーゼという酵素が挙げられます。


ミミズを食べてもいいですが、

それよりも納豆の方が食べやすいですからね。