注目成分はシンデレラケア(タイムエキス)
ついつい頼ってしまいがちな原料メーカー一丸ファルコス。
以前から気にはなっていたのですが、提案力、販売力が高いので、
結構大手でも使われちゃうので避けてました。
まあ、でもやっぱり使いやすいのは事実で・・・
シンデレラケア
タイムエキスのことで、ちょっと変わったメカニズムの美白原料。
シミのメカニズムをザックリ説明すると、
紫外線⇒色素細胞がメラニン生成⇒メラニンが各細胞に運搬⇒細胞でメラニンが黒化
通常の美白成分はメラニンの生成を抑制します。
このシンデレラケアはメラニンの運搬を阻害します。
メラニンを運ぶのはキネシンという成分。
このキネシンの遺伝的発現を抑制する効果が確認されています。
(0.2%で20%抑制、0.5%で80%抑制、1.0%で90%抑制)
単体で使うよりも、メラニン生成を抑制するものと併用する方が望ましいかも。
マンダリンクリア
オレンジの皮の抽出物になります。
肌のバリア機能として角質層、特にセラミドの重要性は言うまでもないのですが、
第二のバリアとして、タイトジャンクションと呼ばれるものがあります。
タイトジャンクションは細胞と細胞の間の隙間を埋める存在で、
水分の蒸散を防いでいます。
マンダリンクリアはこのタイトジャンクションの形成を促進します。
で、このタイトジャンクションが形成されると何がよいかというと、
肌の保湿力が上がるのはもちろんですが、
肌の配列がキレイになり、肌のキメが細かくなります。
また、マンダリンクリアはカスパーゼ-14という酵素の活性を0.1%下で3倍近く
上げるというデータも出ています。
カスパーゼ-14はフェラグリンを分解し、天然保湿因子(NMF)を生成させます。
アトピー等の皮膚炎ではこのカスパーゼ-14の活性が低下しているといわれます。
その結果、角質細胞の透明感が向上し、肌に透明感が生まれるとのこと。
キウイエキス
日焼けは肌のターンオーバーによって、元の肌に戻ります。
シミはメラニンを取り込んだ細胞が分裂せず、停滞することから起こるといわれます。
このキウイエキスはメラニンを含んだまま停滞している細胞の分裂を促進する
ことでシミを減少させる効果があるとのこと。
単体で使うよりも組み合わせることで、より高い効果が期待できそうではあります。
そういえば、バイオベネフィティも美白作用があったかな。
これはメラニン合成抑制を上流の方で行うので、これも相性はいいかもね。
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