年齢と共に減少するセラミド。
そのことについてはよく知られるとことです。
では、なぜセラミドが減少するのでしょう??
それは、セラミド分解酵素、セラミダーゼの活性が
歳を取るにつれ、高まっていくからです。
セラミダーゼの種類は、
酸性セラミダーゼ、中性セラミダーゼ(3種類)、アルカリ性アミラーゼ(3種類)が存在し、
計7種類存在することが確認されています。
それぞれ、なくてはならない酵素で、生体維持に重要な役割をになっているわけですが、
年齢と共に著しく活性化し、セラミドの不足を招くとされます。
現状のアプローチは、セラミドを直接補う、
セラミド合成を促進させる、というやり方で不足している
セラミドの補強を行っていますが、
セラミダーゼの活性を抑えるというものを取り入れる必要性が
あるのかな~と漠然に思ったわけです。
さて、セラミダーゼが活性化する直接的な原因は、炎症。
サイトカインの保護の目的から、セラミダーゼが活性化されます。
長期化すると、セラミドの減少からバリア機能が低下、外部からの刺激物が侵入して
炎症の悪化という負のループにハマり込みます。
炎症時はセラミドを補っても、なかなか効果を発揮しないのは、
補うそばからどんどん分解されてしまうからです。
炎症を抑えるというのは重要なことだと思われます。
また、老化によるセラミダーゼの活性は老化遺伝子の活性化によるものであると思われます。
DNAに刻まれた遺伝情報を引きだすカギになるものが体内に存在します。
その1例がNF-κBなんですが、老化と共にNF-κBが増えていきます。
増え過ぎると、本来開けるはずのない扉を開いてしまい、望ましくない遺伝子が活性化します。
それがいわゆる老化遺伝子と呼ばれるものです。
セラミダーゼに限らず、コラーゲンやヒアルロン酸などの分解遺伝子も活性化されます。
NF-κBは22,000個以上ある遺伝子の調整因子の1つに過ぎませんが、
老化に関わる遺伝子の活性に大きく関わっており、NF-κBの抑制は
アンチエイジングには大きな意味を持つを考えられます。
で、NF-κBを抑制してくれる成分がアーティチョーク葉エキスというわけです。
ずいぶん身近な原料なわけですが、未だナチュセラ極しかいれていない・・・
もっと使ってるかと思ったんですがね。
次のバージョンアップには入れようと思います。
また、色々な成分にセラミダーゼ抑制効果が確認されているみたいで、
イチョウ科植物、ウリ科植物、ミカン科植物、コンブ科植物、フトモモ科植物及びキク科植物で
確認されているとか。
確認されていないだけで、すでに使っている成分にもセラミダーゼ抑制効果は
すでにあるのかもしれません。
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