チョコレートダイエット

えっ?!釣りだったの?

チョコレートダイエット・・・

何度も出ては消える、まあなんとなく馴染みあるダイエット。

 

「●●で痩せる」というのは基本眉唾ですが、

2015年3月29日に「チョコレートがダイエットに効果がある」という論文が発表されました。

 

うーん、そういえばそんな記事を見たことがあるような。

 

ただ、この論文は別の実験のための釣り餌。

そして、これを発表したInstitute of Diet and Healthという機関も架空。


つまり、ウソだったというわけ。


いやー、チョコレートダイエットの記事を書いてるけど、

釣られたわけじゃないですからね・・・



さて、この世界を巻き込んだ壮大な釣りは、

いかに簡単にダイエットに関する実験が簡単にメディアのトップニュースになるかを検証する

事を目的に行われたそうです。


実験はねつ造したわけではありませんが、

サンプル数を少なくしたり、データの作為的選別で、

あたかも有効性があるように見せるのは簡単である、とのこと。


つまり・・・


さまざまなダイエット情報には多かれ少なかれ、

そういった作為的なことが行われているかもしれず、

それがバレずに論文掲載できることが証明されたわけです。


●●ダイエットってのが、あれだけ流行って多くの人が実践しているはずなのに、

多くの人が失敗するのは、この辺が関係しているのかもしれませんね。


学術論文ですらこれなのですから、

テレビの企画なんて、もっといい加減なもんなんでしょう。


この話を聞いて、強く頭に浮かんだのがSTAP細胞。


研究者は仮説を立て、何度となく繰り返し実験、検証を繰り返すが、

必ずしも思った通りの結果が出るわけではありません。

むしろ、思うような結果が出ないことの方が多いわけで。


そんな中で、たまたま1回だけ自分の仮説に合致する結果が出たら、

自分の考えを支持してくれるデータが出たら・・・


100回やって1回しか確認されていない、再現性のないデータでも、

それを発表したくなる誘惑は抗いがたいものがあるんじゃないかな?


STAP細胞はまさに「それ」だったのではないかな~とね。


運がいいのか悪いのか・・・

たまたまSTAP細胞ができてしまった。

先を越されたくないというプレッシャーもあったのだと思います。


とりあえず出して、発表してしまってから、

再現性を再度検討すればいい、そんな風に考えていたのかな・・・と。


ほとんどばれないわけですし。


ただ、あまりにも注目されてしまったから発覚しただけで、

もしかしたら、似たようなことは行われているんでしょうね。


んー、結局STAP細胞なんてなかったのかな?

あったらいいよね~




さてさて、話をチョコレートダイエットに戻すと、

論文はウソでも、チョコレートがダイエットにいいということが否定されたわけではないです。


何かしら良い作用があるのは確かです。

ただ、それがどの程度って話です。



【関連記事】

 懐かしい・・・チョコレートダイエット

ダイエットのちょっと残酷な話

サバ缶で痩せる?サバ缶ダイエット