プラセボ効果の反対の作用です
薬効がない薬でも、効果があると信じると効果がでることをプラセボ効果と言います。
こちらは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
逆に、風評被害で本来起こらないはずの副作用が起こる場合があります。
これをノセボ効果と言います。
極端な例ではありますが、電磁波の害を散々聞かされた人が
電子レンジの近くに行っただけで頭痛を起こすようになったという話もあります。
これもノセボ効果です。
悪いというイメージが、体現化してしまうわけです。
藪医者のレッテルを貼られて医者からの薬に効果がなくなる、もしくは弱くなる
というのもノセボ効果によるものです。
実はこれ、化粧品にも起こりうることなんですよ。
とある実験では、効果を信じて疑わない群と、効果に疑心暗魏な群にわけて
同じスキンケア商品を使ってもらったそうです。
その結果、信じているグループでは信じていないグループの間には
実際の効果として20%の開きがあったとか。
(ソースはよく覚えていませんが)
「効くんだかどうだか・・・」と思いながら使うよりも、
「すごく良い化粧品だ」と思いながら使うほうが、結果が出やすいというわけです。
どうせ使うなら信じてやってくださいませ(笑)
実際問題、顧客から信仰を得られれば、水を売っても効果をだせます。
何でもかんでも信じて疑わない状況ですからね。
この状況まで顧客を持ってこれれば、何でも売れますし、
なんでも満足させることができます。
効果効能はないはずなのに、奇跡だって起きることがあります。
顧客は満足しているわけで、何も問題はないのでしょうが、
傍から見れば、怪しい宗教以外の何物でもないでしょうけど。
ただ、現実問題、顧客から信仰を集めるまでになるのは困難であり、
プラセボ効果を出すために、高そうな容器に入れたり、金ぴかの箱を用意したり、
キレイな女優を起用したりという努力をしているわけです。
まあ、この魔法も近年かかりにくくなってしまったわけですが・・・
むしろ、化粧品業界はノセボ効果が出やすい環境になってしまったといえるでしょう。
例えばパラベンがダメ、界面活性剤がダメ、あれもダメ、これもダメ・・・
そういった情報が溢れています。
これらの情報で、ノセボ効果がでてしまうケースは思っている以上にあると思いますよ。
その深みにハマると、使えないものがどんどん増えていきます。
実はこれ、信仰のメカニズムと全く同じことが起こるんですよ。
しかも、普通に信仰を集めるよりも非常に簡単なんです。
恐怖はヒトを動かす最も抗いにくい力ですからね。
宗教の入りも悪魔だの地獄だのってのも、メカニズムは同じです。
あれもダメ、これもダメ、というのを繰り返していくと、
「あの人がダメって言ってるから」
という風に簡単に受け入れてしまうようになります。
ベクトルは真逆ですが、盲目的に信じているという点では同じなんです。
で、その信仰に沿った商品を売れば、バカ売れするってわけです。
(ただし、その商品が信仰に反するものであった場合は、荒れますので注意を)
例えば、経皮毒。
日常品の毒素が皮膚から入ってくる。
シャンプー、化粧品、塗り薬に排気ガス、
ダイオキシン、食器洗剤、歯磨き粉、環境ホルモンなどなど。
皮膚からあなたの体は冒されている!
このままでは毒素が体に溜まって、肝臓がやられる、
羊水に毒素がたまって、赤ちゃんに影響がでる・・・
ただ、全部の毒素を避けるのは無理。
だったら、これらの毒素を排泄してやればいい。
そこでこの「●●●●●」
これは云々・・・
かなり簡略化してますが、こういった流れで実際に
デトックス商品を売っていたところもあるわけで。
で、これを応用すれば、ネットでも同じようなことができなくはないわけでし、
書籍を利用するというのも1つの手段です。
まあ、あまりオススメできるやり方ではないっすけどね。
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