パイナップルを食べて保湿

パイナップル1/5個でセラミド補充できる?!

5分の1個で保湿力アップ!「パイナップルセラミド」で乾燥の時期を乗りきろう


面白いというより、広告としてどうなん?

とちょっと思ってしまった記事です。


パインセラミドは丸善製薬が力を入れて販売している原料です。

(社運をかけてるんじゃないかと思えるくらいのね)


パイナップルには「パイナップルセラミド」という成分が含まれており、

30~50代の女性を対象に、パイナップルから「パイナップルセラミド」

を抽出したサプリで行った研究実験では、


皮膚水分量がアップして水分蒸蒸散量が低下するという結果が出ています。


丸善製薬でパイナップルセラミドの研究を行う田川岳さんによると

「パイナップルセラミドは肌本来のバリア機能を改善し、

肌から水分が失われるのを抑えたと考えられます」とのこと。


うん、ここまでは良いです。

しかし・・・


ちなみに保湿効果が証明された実験で使われたパイナップルセラミドは、

生の果物に換算すると1日60g(5分の1個程度)に相当するそう。

これなら食べられる量ですね。


おい!これはパインセラミドのサプリ全否定じゃねーか!

パイナップルから簡単に取れるんなら、サプリいらんよね?的な。


まあ、正直、パイナップルを毎日食べるのは大変ですけどね。

皮固いし、チクチクするし、新鮮だとシクシクするし、線維多いし・・・


まあ、実に含まれているので、カットしてあるものや

缶詰でもOKなんですけどね(笑)

熱によってセラミドが壊れるとか、酸素で酸化するとか、

そういうのないですから。


確かに、食べれなくはないのです。

ないんだけど、もう少し気を使えというか、

「そんなに食べれない」⇒「サプリで取ろう」というのが王道だろうに。


まあ、パイナップルもいいのですが、

パイナップルは暑いとこの食べ物なので、体冷やします。

冬に食べるのはあまりオススメではないかな~


それから、食べ物からセラミドを取ろうと思っても、

分解、吸収率が非常に悪いので、同じ結果にはなりません。


吸収されるのは1%程度と言われているので、

100倍食べないといけないわけです。


となると、パイナップル20個?

流石に食べれないですよね(笑)



そもそも、コメセラミドがあるといことは、

コメ食べてもセラミドは取れるわけです。


茶碗2杯分くらいで取れるんだっかかな?

1日2回茶碗1杯とれば、セラミドが取れちゃうってことになります。


ただ、実際問題はそういう訳にはいかず、

食べ物からセラミドを取ろうと思うと、100倍の量必要になるわけです。


これらは長い間、セラミドパラドックスとして議論されてきた話です。

最近、ようやく解明されたわけで、結論としては先ほど述べたように、

「利用率が非常に悪い」ということだったというわけ。



さてさて、サプリでセラミドを取ることには意義があるわけですが、

セラミド(グルコシルセラミド)として0.6mg~1.2mgになります。


パイナップル1/5個分ってのはココから算出したものです。


どれからとれたセラミドがよいか?は議論の余地はありますが、

比較試験をしたのはコメセラミドで、オリザのコメセラミドは

他社の原料よりも有意な差がありました。


ただ、コスパでいえばビートセラミドが圧倒的に良いので、

こちらの方が続けやすいかも。



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