皮膚構造を真似たクリーム
皮膚臨床薬理研究所の特許技術、
ラメラテクノロジー。
にしても、凄い会社名だな・・・
化粧品、医薬品のOEMメーカーです。
人の皮膚、とくに細胞間脂質はセラミドの作用で
水、油が交互に層になり、ミルフィーユのような状態になっています。
そして、通常の化粧品の乳化は界面活性剤を使って、
こんな感じになります。
水と油の量が逆転すると、油の中に水の玉ができる感じです。
ナノ化はこの球を可能な限り小さくしたものです。
これは、界面活性剤が親水性部と疎水性部を持つことから起こる現象で、
ミセル化と言います。
で、このラメラテクノロジーはこんな風にできるというわけ。
さて、お肌のラメラ構造はセラミドが水分を挟み込み、
油、セラミド、水、セラミド、油の繰り返しの層ができているわけですが、
この技術ではどのようにラメラ構造を形成しているのでしょう?
公開されている情報によると、
ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、アルキルエーテルであり、
HLB値(親水性親油性バランス値)10~20の親水性界面活性剤と、
ポリオキシエチレンアルキル誘導体からなるHLB値13以上の親水性界面活性剤を混ぜ合わせ、
界面活性剤合計量5~10重量部と油分5~30重量部を混合していられたに対し、
水溶性多価アルコール40~80重量部を水8~40重量部に混合したものを混ぜ、
加熱してしっかりかき混ぜて、冷やすて出来上がるんだとか。
うーん、さっぱりわからん。
まあ、水に親和性が高い界面活性剤を2種類使って、
水溶性の多価アルコールを沢山使うとできるって感じなのかな?
このラメラ構造自体に保湿性、バリア機能があるので、
これを使えば、保湿性の高いクリームができるそうです。
また、理由はわかりませんが、他の成分の浸透(角質層まで)を助け、
従来の乳化したものよりも2倍の浸透力を示したとか。
そういえば、乾燥する時期、とくにこの季節の変わり目のゆるぎ肌には、
サンドイッチ塗りが良いという話を聞いたことがあります。
(誰が言ってたかは覚えてませんが)
洗顔後、化粧水⇒クリーム(もしくはオイル)⇒化粧水⇒クリーム
つまり、水、油、水、油と交互に塗っていく方法なのですが、
肌構造に合った塗り方であるってわけです。
どうも肌の調子が良くならないって方は試してみると良いかもしれませんね。
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