ピコ化粧品

これからはピコの時代だと言われ、早や数年・・・

今から5、6年前くらいかな?

これからの時代はピコの時代だって、

大手化粧品メーカー(どこか忘れた)が言い出したんですが、

結局、あれからどうなったんだろ?


おそらく、多くの人がピコって言われてもピンとこないと思います。

それくらい、全く認知されていないということは、

まあ、売れてないんだろうな~


さてさて、ピコってのは1兆分の1を表す記号です。

もう意味不明ですよね(笑)


順番に行きましょう。

m(ミリ)は1/1000を表すことはご存じだと思います。

それをさらに1/1000するとμ(マイクロ)となり、

さらに1/1000するとn(ナノ)になります。


ナノ化云々って話は、最近よく聞く言葉だと思いますが、

これをさらに1/1000したものがp(ピコ)というわけです。


ナノはよく聞くけど、ピコは聞いたことがないのも当然で、

物質の最小単位である水素原子の大きさが100pm(ピコメートル)です。


ちなみに、ナノを名乗れるのは100nm以下の必要があるので、

ピコを名乗るのであれば、100pm以下、つまり水素原子の大きさよりも

小さくしなくてはならない訳です。

現実的に可能かというと、まあ無理っしょ。


水素原子の大きさにすることだって、ほぼ不可能。

だって、その時点で、それは水素原子ですからね。

物質崩壊してますよ。

それより小さくですから、反物質作るより遥かに難題でしょう。

(というか、物理的にも化学的にも無理)



となると、何をもってピコといってるんでしょう??


1つの方法としては水素イオンを含むことで、言えなくもないです。

水素原子から電子が1つ抜けた状態なので、100nm以下ですからね。

俗にいう水素水を使えば、ピコ成分配合といってもウソではない。


もう1つは、単位がm(メーター)ではないという方法。

例えばピコ化粧品なんて謳い、ナノを超えたピコとか、

ピコが1兆分の1とかいう説明はしても、ピコメートルだなんて

ことは一言も言っていない場合・・・


もしかしたらpg(ピコグラム)かもしれません。

(あくまで例えばですよ。こんな方法もありますっていう)


コラーゲンがピコグラム含まれている化粧品。

まあ、これなら現実的には可能です。


ただ、本当にこれやったら詐欺ですからね。

あくまで可能性の話で、本当にやっちゃだめなやつですよ。


思いつくのはこれくらいかな?

もしかしたら、想像を絶する裏ワザがあるのかもしれませんが、

あんまり世間には浸透していないので、わざわざやる必要性はないかな~



【関連記事】

世界最小【ヒト型ナノアシルセラミド】

ナノクリーム(液体クリーム)


<<<前                 次>>>