美容と骨の健康は表裏一体
顔のシワを見れば、その人の骨の状態が分かるとさえ言われるくらい、
美容と骨は密接に関わっています。
美しい人は骨も丈夫ってことなんだそうで。
骨と言えばカルシウムというイメージがありますが、
骨には多くのコラーゲンが含まれています。
つまり、骨のコラーゲンが劣化していると、
お肌のコラーゲンも劣化しているというわけです。
コラーゲンの劣化の原因は糖化で、
肌が黄ばんできたり、深いシワができたりするのは
コラーゲンが糖と結合することで、色が変わったり、
弾力性がなくなったりと、老化の原因の1つとなっています。
同様に、骨のコラーゲンでも同様なことが起こり、
骨の弾力性がなくなり、折れやすくなります。
また、骨の強度を出すために、コラーゲン同士をつなぐ
架橋が存在するのですが、これも糖化すると、
コラーゲン同士の結合が弱まり、脆い骨になるのだとか。
糖化の原因は血中の過剰な糖が原因。
糖化を防がないと、折角コラーゲンを摂取しても無駄になってしまいます。
しかも、一度糖化したコラーゲンは簡単には元に戻らない。
戻すには代謝して新しいコラーゲンに置き換わる必要があります。
糖化を防ぐためには、一番に血糖値を急激に上げないこと。
血糖値を急激に上げる白砂糖は避けるべき。
また、炭水化物である、米、パン、パスタ、うどんなどなど、
これらの量を控えること。
米らな玄米や雑穀米にするだけで、血糖値の上昇を抑えられます。
また、糖の代謝を助けるビタミンB群も豊富に含まれていますのでオススメ。
食物繊維は糖の吸収を穏やかにしてくれるので、
野菜を多めに食べるのは大事なこと。
カット系のサプリメントを使うのも1つの手段ではあります。
腹八分、医者いらずというように、
お腹いっぱい食べないのが一番手っ取り早いのかもしれません。
抗糖化サプリメントも色々と出ていますが、
あくまで予防であり、糖化したタンパク質を元に戻すことはできません。
予防ということなので、効果は実感しにくいと思います。
お肌と骨に良いとされる最強の食品があり、
それが「納豆」なんだとか。
納豆の消費量と女性の骨折の間には相関性がみられ、
要するに、納豆を多く食べる地域は骨折が少ないというデータがでているそうです。
納豆だダイズから作られるので、当然ですがダイズイソフラボンを含みます。
イソフラボンは女性ホルモン様作用を持つと言われますが、
骨の代謝には女性ホルモンが欠かせません。
また、納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸は、
カルシウムの吸収を促進してくれます。
カルシウムはコラーゲン合成に必要な補酵素でもあります。
さらに骨にカルシウムをくっつけるためにはビタミンKが必要で、
納豆にはビタミンKが多く含まれています。
ビタミンKは赤ら顔の改善にも役立つ成分です。
ついでに、血管が詰まる原因である血栓を溶かしてくれる
ナット―キナーゼという酵素を含むため、
血流改善効果も期待されます。
1日2パック食べれば、美容効果はもちろん、
骨粗鬆症や脳梗塞の予防にもなります。
納豆すげーな。
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