N-アセチルグルコサミン

体内利用率がグルコサミンの3倍

N-アセチルグルコサミンとは体内に存在するアミノ糖。

アミノ糖とは単糖にアミノ基(-NH2)が結合したもの。


これはヒアルロン酸の構成成分であり、

そもそもヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンとD-グロクロン酸が

交互に連続して並んだものです。


ヒアルロン酸の最小単位とも言えます。


単糖なので、甘いです。

もちろん、そのまま吸収される成分です。


グルコサミンのほうが有名ですので、

グルコサミンの親戚か何かだと思われがちですが、

まあ、強ち間違ってはいません。

N-アセチルグルコサミンとグルコサミンの違いは単糖に結合しているものが違います。

N-アセチルグルコサミンはアセチル化されており、グルコサミンは塩酸塩になっています。

グルコサミンは体内で一旦、N-アセチルグルコサミンに変換される必要があるため、

N-アセチルグルコサミンの方が体内利用率が高いとされます。

原料メーカー曰く、3倍高いので、摂取量は1/3でよいとのこと。


グルコサミンはカニやエビの甲羅のキチンを加水分解すれば得られるのに対し、

N-アセチルグルコサミンは色々と面倒な工程が続きます。

当然、価格はN-アセチルグルコサミンの方が高くなります。


また、グルコサミンは中国やインドからかなり安い価格で入ってくるので、

製造コストはかなり差が出ると言わざる負えません。

(まあ、円安なので今はそこまで安くは入ってこないかもしれませんが)



N-アセチルグルコサミンについては、あまり関心がなかったんですよね。

グルコサミンの3倍の効果があるとはいいますが、

N-アセチルグルコサミンを1/3とるより、グルコサミンを取った方が

価格が安いわけですからね。


ただ、最近、N-アセチルグルコサミンを使った商品、

関節系のサプリメントですが、それを飲み続けて、

膝の痛みが消えた云々・・・の体験談を話しているおばあちゃんが

いたわけですが、テロップでは85歳となっていましたが、

とてもそんな歳には見えなかったわけです。


60代と言われても違和感がないくらいでした。


まあ、年齢を偽装していないという保証はないわけですが、

もしかして、N-アセチルグルコサミンって関節だけではなく、

美容にもいいんでない?と思ったわけであります。


N-アセチルグルコサミンはヒアルロン酸やコンドロイチンの材料となります。

これが関節の軟骨の原料となり、関節痛を改善することに役立つとされます。


よくグルコサミンは軟骨に行くわけではなく、全身で使われるから無意味みたいな

ことを言う人がいますが、全身で使われるなら、関節にも効果があってもいいんでは?

と思う訳ですよ。


実際、N-アセチルグルコサミンは肌のヒアルロン酸の産生を促進するともいわれます。


関節だけでなく、美容にもよいなら・・・

摂取するのもありかな~と。



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