葉酸の過剰摂取が皮膚がんを引き起こすかもしれない
葉酸といえば、妊娠時にも摂取することを推奨されている成分。
赤ちゃんの成長によいのはもちろん、妊娠中毒症やマタニティーブルーなどの
抑制効果もあると言われます。
一番取れれる要因は、奇形児の確率を下げると言われ、
サプリメントで葉酸を取った群とそうでない群では
取った方が72%奇形児の確率が低下したそうです。
ただ、取り過ぎると皮膚がんになるかも・・・という発表が。
フランスで行われた調査で5,880人に対して、
葉酸の摂取量と皮膚がんの関連性を検証したものです。
結果として、女性にのみ、葉酸の摂取量が少ない群に対し、
多い群が有意に差があり、
葉酸を取り過ぎると、皮膚がんになるリスクが高まるとのこと。
うーん、まあ、なんでも取り過ぎると良くないわけで、
不足群と過剰群で比較すれば、そりゃ、何らかの有意差はでるような。
皮膚がん発症のメカニズムに葉酸が関連しているのではないか?
との考察をしていますが、これだけでは葉酸が原因の一因になっている
とするのはちょっと無理があるかな?という印象です。
妊娠中は葉酸を避けるのは非常にリスクなので、
むやみに避けることはオススメできません。
まあ、そんな話もあるってくらいの認識でよいと思います。
そもそも、普通の生活で葉酸過剰ってありえるのかな?
サプリメントで取らない限り、ほぼありえないと思われます。
葉酸はビタミンB群の一種で、水溶性。
調理中に半分以上は失われると言われます。
推奨摂取量は1日240μg(非妊娠時)、480μg(妊娠時)と言われ、
上限摂取量が1mg(1000μg)と言われます。
過剰摂取(1mg以上)では蕁麻疹、かゆみなどの症状が出る場合があるので、
確かに皮膚に何かしらの影響がでるのは、あり得ることなのかも。
参考までに、葉酸を多く含む食材をご紹介。
アスパラガス、ホウレンソウ、ブロッコリー、枝豆などの緑色が濃いものに多いそうな。
アボガド、マンゴーなんかにも多いそうです。
また、動物では肝臓に多く含まれています。
あまりに偏った食生活を送らない限り、問題はないです。
例えば、毎日レバーを主食にしているとなると、
何かしらの問題がでるかも。
皮膚がんになるとか、それ以外にもおかしなことになりそうですが(笑)
逆に妊娠時には控えたほうがよいとされるビタミンA。
こちらも普通に生活していれば過剰摂取なんて起こりえないわけですが、
上限(5000IU)の3倍のビタミンAを摂取すると、そうでない場合と比べ、
3.5倍で奇形児が生まれると言われます。
そもそも、なぜ、そんなに摂取したのかは謎ですが・・・
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