肌の状態は皮膚ではなく血管で決まる・・・
花王の研究発表ですね。
皮膚科学と健康科学の融合、生命美容科学と名付けた分野に注力しているようです。
なんかカッケーな。
その一貫として、皮膚そのものではなく、血管力に着目したわけです。
血管力とは外部環境の変化に応じて血流を調節する力、皮膚血流調節能を意味するそうです。
分かり易く言えば、血流が良いか悪いかって話です。
血管力の調べ方は。
冷水負荷(15℃の冷水に1分間手を浸漬)後、手を冷水より引き上げ、
直後のサーモグラフィー画像により、指先の皮膚温度を測定します。
その後、10分後の指先の皮膚温度を測定して、皮膚温回復率を算出します。
回復力が70%以上を血管力の高い人、
回復力が70%を切る場合は、血管力が低いとします。
で、血管力の高い人と低い人を比較した結果、
血管力が低い人は肌の状態が悪いという傾向にあったとの結果がでたわけです。
肌の状態が血管に影響しているとは考えられないので、
血管の状態が肌に影響を与えていると考えて間違いないと思われます。
まあ、血管は酸素や栄養を運んでいるわけですから、
肌に酸素や栄養が届かなければ、肌の状態が悪くなるのは当然ですから、
改めていうことではないのかもしれませんが・・・
ただ、あなたが肌の調子が悪い時、
血管力を疑ってみるというのは有益なことかと。
血管力の低い人は、
・手足が冷える
・顔色が悪い
・疲れやすい
・眠りが浅い
などの特徴があるそうです。
とは鏡で舌を見るとあなたの血管力がわかるそうです。
舌の表皮がピンク色なら健康。暗い褐色、紫色なら血行が悪く、血管力が低くなっているかも。
舌の裏側をみて、2本の血管がまっすぐなら健康で、蛇行していたら血行が悪いそうな。
さてさて、血管力をあげるにはどうしたらよいのでしょう?
まあ、血管力を上げる=血管をキレイにするにほかならないのですが、
①血管の壁のゴミを減らす
②血管をしなやかにする
③血液をキレイにする
ということが必要になってきます。
血管のゴミというのは、簡単にいってしまうと、
脂肪と血の塊(血栓)です。
すきやきをした次の日の昼、残りにうどんでも入れて食べよう蓋を開けると、
白い塊に浮かんでいませんか?
これはラード、動物性の脂です。
こんな感じで血管内にもこびりつくわけです。
この脂は、水では落ちません。
溶かして落とすことができるのは、やはり油なのです。
ここ最近、ω3系のオイル(えごま油、亜麻仁油など)が良いと言われるのは、
血管内の脂肪を溶かしてキレイにしてくれるからです。
血栓はかさぶたみたいなもので、
血管内にも傷はできます。
大きなかさぶたがベリっと剥がれると、
血管疾患の原因になります。
これを溶かすことができる食品は納豆くらい。
1日2パック、毎日食べれば脳梗塞や心筋梗塞の心配はなくなります。
あとはミミズなんかもいいのですが、さすがにねえ・・・
血管の柔軟性をだすには、動脈硬化をどうにかしないといけません。
1つの原因は脂肪なので、上で挙げたようにω3系のオイルを取ると共に、
コラーゲンが重要になってきます。
血管もコラーゲンを主成分としてできています。
コラーゲン不足は血管がもろくなる原因でもあります。
また、コラーゲン生成に欠かせないビタミンC、鉄分の不足も厳禁です。
血管をキレイにするのは、
血糖値を急激に上げる食事は避けること。
白砂糖よりも黒砂糖の方が吸収が穏やかですし、
白米よりも雑穀米のほうが吸収が穏やかです。
また、食物繊維を多くとることで、急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。
まあ、野菜沢山食えってことです。
あとは、血流を良くしてくれるとしてヒハツエキスが良いのことですが、
ショウガでもほぼ同じ効果なので、ショウガを飲むってこと血管力を
上げる意味でも重要です。
ココアとの相乗効果が高いので、
この冬はショウガココアで乗り切ってみては如何でしょう?
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