肌の老化は筋肉の硬直によってもたらされる
老け顔の印象を与えるたるみ。
小じわやシミはメイクで隠せてもたるみは隠しようがありません。
このたるみの原因は頭皮と表情筋の弾力がなくなることですが、
それだけじゃあなかったのです。
肌の栄養素はどうやって届くのかというと、
血液を通って行われるわけです。
体の細胞は新陳代謝を繰り返し、古いものから新しいものへと変わっていきます。
細胞の再生には酸素、水分、栄養が必要です。
そのすべては血液によって運ばれるわけです。
そして、血液と筋肉の関係性ですが、
まず、筋肉は血液を循環させるポンプの役目を担っています。
ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれているのは聞いたことあるかもしれません。
足に落ちていった血液を心臓へ戻すには、ふくらはぎの筋肉の動きが不可欠です。
それと同じように、全身の筋肉の収縮は血液をスムーズの運ぶ役目をはたしています。
筋肉が硬くなると、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、全身に酸素、水分、栄養素が運べなくなります。
そして、これらは肌の再生には不可欠であり、
不足は代謝不良へとつながるわけです。
つまり、老化するということです。
続いて、弾力やうるおいに重要な成分は筋肉にも多く存在しています。
まあ、潤い成分の貯蓄庫といった役割をしています。
筋肉が硬くなると、まず、潤い成分が必要なところへ
再分配できなくなります。
倉庫の扉が重すぎて開かないみたいな感じです。
当然、逆に潤い成分を貯蓄できないので、
結果として、体全体の潤いが不足します。
で、行き場のない水分はどうなるかというと、
むくみとして、変なところに溜まるわけです。
ポンプが動かない、貯蓄もできない、その結果がむくみなんです。
そして、筋肉は使えば使うほど丈夫になるわけですが、
それには破壊と再生を繰り返す必要があります。
激しい運動のあとは、筋肉痛になりますよね？
あれって、筋肉が壊れているから起こるんです。
壊れた筋肉を再生させるために、成長ホルモンが分泌されます。
このホルモンは全身の再生を促す若返りホルモンでもあります。
つまり、筋肉を動かすことは、肌再生のトリガーでもあるのです。
さて、ではどうすればよいのか？
残念ながら、これは化粧品やサプリメントでどうこうなるものではないです。
1つは適度な運動ってのが大事になってきます。
（まあ、重々承知ではあると思いますが）
特に表情筋なんてあまり意識して動かくことはないと思いますので、
表情筋のトレーニングは美肌に効果は確実にあると思います。
もう1つはストレッチ。
当然のことながら、全身繋がっています。
一部のコリが全身のコリへとなりますので、
顔の筋肉が硬い人は全身硬い傾向にあります。
その逆も成り立つわけで、全身の筋肉が柔らかければ、
顔の筋肉にだって柔軟性がでてくるわけです。
体が硬いってことは、柔らかい人よりも老化が早いわけで、
いつまでも若々しくてキレイな人は体が柔らかいってことです。
美人の生活習慣でストレッチをするってのは1つの共通項目だともいわれてますしね。
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