ダイヤモンド末

ダイヤモンドSirt

ちょっと他所様の商品の調べてて気になった原料がありまして。

以前は軽く触れただけですが、今回はちょっと掘り下げてみます。

 

ダイヤモンド配合!

うーん、化粧品にダイヤモンドが入っているって、

購買意欲を上げるもんなのかな?

高そうな印象を与えますが、お肌に良さそうとは思わないような・・・

ただ、結構採用しているところがあるんですよね~

流行ってるのかな?

 

この原料を採用する根底にはおそらく、

金やプラチナよりも高級なものを・・・というものがあるのだと思います。

別に金目の物だから金やプラチナ入れてるわけではないんですけどね。

 

 

それはさておき、唯一ダイヤモンド末を成分名に書ける原料は

ダイヤモンドSirtという原料のみ。

二酸化ケイ素のマクロスフィアに、サーチュイン様ペプチドを担架させたダイヤモンドを結合させたものです。

ただ単に、ダイヤモンドを粉砕しただけのもではないのです。

 

マクロスフィアのみが分からんのですが、推測するに接着部分という意味のようです。

二酸化ケイ素+ペプチド+ダイヤモンドという感じです。

そのまんまですが(笑)

 

成分名は水、アセチルペンタペプチド-35、シリカ、ダイヤモンド末

ダイヤモンド、水に溶けるようになるんだね。

タンパク質、シリカ、ダイヤモンドって全く水に溶けなさそうなんだけど、

乳化剤とか一切使ってないみたい。

1%程度だとは思いますが、沈殿しないのかな? 

白金や金はコロイド化してるんだけど・・・これもそうなのかな?

 

 

効果としては、ファイブロブラスト&ケラチノサイト活性、ファイブロブラストのSIRT1活性、

ファイブロブラスト&ケラチノサイト保護作用、DNA保護作用、抗老化作用

 

アセチルペンタペプチド-35はアルギニン、リシン、グルタミン及びヒスチジンからなる合成ペンタペプチド。

ペンタは5ってことだからアミノ酸が5個結合しているってことです。

サーチュイン1の構造を真似たものだそうです。

 

サーチュインシリーズとして1~7までが確認されており、

酵母のような単細胞からヒトに至るまで存在する酵素です。

寿命をコントロールしていると言われ、これらをコードする遺伝子を

長寿遺伝子よばれています。

レスベラトロールを語る時によく出てくるワードです。

 

このサーチュイン1の働きはDNAの保護と老化抑制。

各種疾患の抑制をしているとの研究結果がでています。

(血管疾患、アルツハイマー、骨粗しょう症など)

まあ、体内の話なんで肌表面ではどうなのかは知りませんけどね。

 

ファイブロブラストは繊維芽細胞のこと。

ケラチノサイトは角化細胞のことです。

 

 

ぶっちゃけ、ダイヤモンド末、いらなくね?

完全に効果はアセチルペンタペプチドのほうじゃん、これ。

 

まあ、ナノ化したダイヤモンドは触媒と成りうるので、

全く意味がないわけではないとは思いますが・・・

(抗酸化とか抗菌とかありそうな気はします)

 

アセチルペンタペプチド-35の原料もあるので、

どちらを使うかは予算次第か。

微量しか入れないのであれば、ダイヤモンド使ったほうが良さ気って感じなのかも。

見積もり取ってないですけど、きっとバカみたいな値段なんだろーな。

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コメント: 3
  • #1

    けん (火曜日, 29 12月 2015 02:03)

    万が一、目に入っても大丈夫なのでしょうかね?

  • #2

    森崎 (火曜日, 29 12月 2015 19:15)

    コメントありがとうございます。
    基本的にはどの原料も目に入れるのはよくはないです。
    ただ、配合量は相当少ないと思いますので、万が一入っても
    心配することはないと思います。

  • #3

    けん (水曜日, 30 12月 2015 15:26)

    ダイヤモンドと聞くと研磨剤を想像してしまいます。国民生活センターでも問題となった火山灰やスクラブ系の洗顔が目に入った時の影響を思い出してどうなのかなぁと。