生セラミドって何ぞや?
化粧品開発展行ってきました。
東京ビックサイトで行われた展示会です。
今回は同時開催の国際化粧品展のほうが勢力を増していて、
化粧品開発展としては見どころが少なかったような感じでした。
まあ、目的の半分は生セラミドを謳うケイズという会社のブースへ行くこと。
生セラミドとは何ぞやってのを確認しにいくことでした。
さて、このケイズという会社は本業は容器メーカーなのですが、
製造もできたら一括でできて便利だよね~ということから、
OEMも始めたちょっと変わった会社です。
容器までも一括できるってのは、確かに便利ではあります。
通常はOEMメーカーが容器屋から購入するのですが、
容器選定にも強いでしょうし、容器代も安くすむでしょうから、
もしかしたら通常のOEMメーカーよりもお値打ちでやってもらえるかもしれません。
容器に特化すれば、もっと強みを活かせるような気もしますが、
今は独自原料を持つことに注力しているようです。
その第一弾として石川県の高級葡萄、ルビーロマンを使った原料を
紹介していましたが・・・資料が一切ないって(笑)
どんな効果があるのかわからないという謎に包まれた原料です。
反応を見て、今後の展開を考えるそうなので、その辺はまた後日ってことで。
さて、問題の生セラミドですが、
なぜ生セラミドといっているのかというと、
界面活性剤フリーであることと、透明度が高いからなんだとか。
セラミドは水にも油にも溶けにくい性質がありますが、
独自の技術で水に分散されることに成功したらしいです。
セラミドは馬セラミド(セレブロシド)を使用。
・・・・・いや、ちょっと待て。
馬セラミドは糖セラミド、つまり水溶性です。
普通に水に溶けるはずです。
当然、界面活性剤は不要です。
分散ではなく、溶解のような・・・
まあ、まとめると
馬セラミドを溶かしたものを生セラミドといっているそうな。
馬セラミドはナノ化されているそうで、通常よりも透明度が高いそうです。
濃度は不明です。
特に原料出ししているわけではなく、
使いたければOEMをお願いする必要があります。
最近、この傾向が顕著になってきているな~
他のも生クリームのような石鹸もやっていて、
これを生せっけんと称しているので、生って表現がお好きなようです。
別のとこでも生せっけんというフレーズがありますが、
それとはちょっと違うみたい。
まあ、生の定義はないので、
言ったもん勝ちというところはあるのが現状。
生セラミドといったら、この可能性もあることがわかっただけでも良しとしますか。
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