肌免疫にアプローチ
酢酸菌発酵物、表示名はグルコノバクター培養液。
東洋発酵の原料なんですが、本当に欲しかったのはセラビオという原料だったんですが。
大豆抽出物とコメヌカを納豆菌で発酵させたもので、高い生理活性があります。
有名なところではアイムピンチのメイン原料として使われています。
また、東洋発酵自身も発酵美容液として商品を出していて、こちらは40%セラビオが含まれています。
商品も評判も良いですし、ナチュセラ煌と一緒に使うとすげーいいとの声をいただいている
ので、是非とも使いたいな~と考えていたのですが、残念ならが原料出しはしておらず、
東洋発酵にOEMをお願いしないといけないんです。
つうわけで、代わりに紹介されたのが酢酸菌発酵物なのであります。
まだ発売したばかりなのか、採用しているところは見当たらないかな?
うん、こういうの、いいよね(笑)
酢酸菌はエタノールから酢酸を作る菌で、お酢を作る菌。
空気中にも存在しており、お酒を空気に触れて放置するとお酢になるのは
この菌の仕業です。発酵して作るお酢は、お酒を酢酸菌によって発酵して作ります。
余談ではありますが、合成酢は酢酸菌を使わずに化学変化だけで作るお酢で、
低コスト、大量生産できます。
発酵したものと合成したものの見分け方は、
良く振って、泡切れがよいものは合成酢だといわれます。
スーパーに行ったら片っ端から振ってみてください。
(いや、冗談です。やらないでね笑)
お酢で洗顔したり、化粧水を作ったりとの話もあるので、
酢酸に何かしら美容によい効果があるとはいわれてはいるものの、
決定的な要因ってよくわかっていませんでした。
酸性なので、肌のpHを整えてくれるとか、
余分な角質を落としてくれるピーリング効果があるとか、
アミノ酸が保湿因子になるので乾燥によいとか
言われています。
しかしながら、それだけではなかったのです。
この酢酸菌発酵物には糖脂質であるリポポリサッカライド(LPS)が存在しています。
LPSはグラム陰性菌の細胞壁を構成しているもので、免疫を刺激します。
エンドトキシン(内毒素)とも呼ばれ、農場で育った子供はこれに触れる機会が多く、
アレルギーになりにくいという研究発表もありました。
つまり、免疫賦活作用があるってことです。
美しい肌は何事にも動じな強い肌である、なんてことを誰かが言ってたように(誰かは覚えていない)、
体内の免疫バランスを正常化し、自然治癒力や新陳代謝を高め、美しい肌へと導いてくれるそうな。
マクロファージが活性化されること、Ⅰ型アレルギーの抑止効果、とりわけ花粉に対する
アレルギー反応に高い抑制効果が確認されています。
また、ヒアルロン酸産生効果はセラビオが150%に対し、
同濃度で250%になっているので、セラビオ同等、もしくはそれ以上が期待できるとかできないとか。
うーん、あんまり乗り気ではなかったのですが、
なんか良さ気に思えてきたかも(笑)
花粉の季節に試してもらうかな~
なんて言ってたら、サンプル届きました。
酢くさいのかな?と思ったらそうでもないので、
酢酸はあまり多く含まれていないみたいです。
色は若干黄色っぽいです。
さてさて、どうでるかな??
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