EGFを凌駕するコラーゲン促進能力!
ファイトポリアミン®(PHYTOPOLYAMINE®)とは東洋紡から出ている原料で、
ポリアミンの化粧品原料になります。
2012年に世界初の大豆胚芽由来ポリアミンとして発売し、
2017年には原料販売で5億円を目指しているのだとか。
凄い原料なんですが、採用している商品が見当たらないんですよね・・・
何か問題があるのか?(価格とかロットとか)
配合してたら謳いたくなると思うので、ネットでガンガンヒットしてきそうなんですが、
フェイスマスク1アイテムだけでした。
まず、何が凄いって、コラーゲン促進効果。
コラーゲン合成促進として有名なのはEGF(成長因子)ですが、
それと比較しても、圧倒的にコラーゲン産生促進作用が高いんです。
まあ、濃度はわかりませんが、ファイトポリアミン-Sという原料1%で
コラーゲンの産生が6倍近くにまで上がり、ヒアルロン酸でも1.5倍になるのだとか。
コラーゲン産生促進原料は色々ありますが、
これは最大値じゃねーかな?
EGF様作用のあるプロテオグリカン(サケの鼻軟骨)で1.5倍くらいですからね。
EGFも現実的に使用できる濃度では1.5~2倍くらいです。
さてさて、ポリアミンというのはアミノ基を持つ直鎖状脂肪族化合物の総称で、
代表的なものにプトレシン、スペルミジン、スペルミンが挙げられます。
ヒトをはじめ、あらゆる生物に存在している成長促進物質として知られます。
特に肌にも多く含まれています。
ポリアミンといえば、オリザ油化という認識があり、
こちらはコメ由来になります。
ナチュセラプラセンタにも含まれています。
また、小麦胚芽由来のフィトポリアミンというのものあり、
こちらのほうが扱いやすいといえば、扱いやすいです。
大豆由来なのがよいのか、独自の抽出法によるものなのか、
どれも変わらないのか、正直わかりませんが・・・
面白い原料ではあると思います。
まあ、価格次第なんですけどね、最終的には。。。
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