1個689円(税込)だと?!
ドラッグストアで驚愕の商品を見つけました。
セラミドとコラーゲンの入ったスキンケア商品なんですが、
何が凄いって、ドラッグストアに置いて、たったの689円(税込)で販売できるってこと。
おいおい、いったいいくらで作ってるんだ?!
税抜きで638円なわけですが、ドラッグストアに置くってことは、
ドラッグストアに半値以下で入れる必要があります。
あと、売れ残った分は返品してくるので、それを想定した価格にしておく必要もあります。
なんせ、売れ残ったものは消費期限限界のものですから、売り物になりません。
仮に5掛けで入れれたとします。
(経験上、それで入れれたら超ラッキーです)
その場合は319円が卸し値ですから、
それで利益を出す必要があります。
化粧箱はキャラベル箱ですが4色、箔付きなので50円くらい?
10万くらい刷れば半分くらいになるか?それでも25円。
容器も大量購入しても50円は下らないはず。
この価格内に工場と販社の利益を出して作らないといけないわけです。
もう信じられない数字です。
いったいどうなってるんだか。
桁が1桁多いと価格も大幅に下がるもんなのかな?
とにかくすげーな・・・
クリームの成分は
水、グリセリン、DPG、ミネラルオイル、ステアリルアルコール、ステアリン酸グリセリル、
パルミチン酸エチルへキシル、水添ポリ(C6-C12オレフィン)、シア脂、セラミド1、セラミド3、
セラミド6Ⅱ、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、フィトスフィンゴシン、コレステロール、
ジメチコン、BG、トリセテス-5リン酸、ラウロイル乳酸Na、ポリソルべート60、キサンタンガム、
カルボマー、水酸化Na、トコフェロール、メチルパラベン、プロピルパラベン
セラミドはセラミドプレミックスのSK-influx Vを使っていると思われます。
フィトスフィンゴシン、コレステロール、カルボマー、ラウロイル乳酸Na、
キサンタンガムが配合されていますからね。
セラミド1.5%品の原料ですが、決して安いものではないです。
1%いれたら利益でなくなりますので、セラミドプレミックスうの使用量は0.1%以下でしょう。
ということはセラミドの濃度は0.0015%以下と推測されます。
まあ、セラミドやコラーゲンの量は微々たるものかもしれませんが、
このお値段ということを考慮すれば、保湿クリームとしては十分すぎると思います。
においもないし、べたつくこともなく、ちゃんとしっとりします。
ボディクリームとして使うのもありかもしれませんね。
化粧水の成分は
水、グリセリン、BG、DPG、メチルグルセス、-10、セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱ、
加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、コレステロール、フィトスフィンゴシン、PEG-40水添ひまし油、
ラウロイル乳酸Na、カルボマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、水酸化Na、
メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン
こちらも同じ価格。
とろみがある感じかな?
つけたときはべたつくかな?と思いますが、
すぐにサラッとします。
液が全くの濁りがない透明なので、SK-infuxVの濃度は
かなり薄いと推測されます。
正直な話、クリームも化粧水もセラミド、コラーゲン、
どちらも、効果が出るほど入っていません。
抜いても効果は変わらないと思います。
逆に言えば、それだけ基剤が優れているともいえます。
低価格で商品を作る場合の参考になるかもしれません。
(うちの方向性とは違いますが)
アンチエイジング効果を求めないのであれば、
圧倒的なコストパフォーマンスだと思います。
とにかくスキンケアのコストを低く抑えたいけど、
それなりのものが欲しいって方には最適なものかと。
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鍋の白菜 (月曜日, 25 7月 2016 08:35)
はじめまして。
k氏のブログではDPGはアトピーやアレルギー肌にはよろしくないと書かれていて、そうなのかな?
程度の理由で入ってる物を使っていません。
DPGについては触れられていませんが、どうお考えされておりますか?
アトピーやアレルギー肌で皮膚科に通院している人はたくさんいるのでずっと気になってました。
森崎 (月曜日, 25 7月 2016 13:10)
コメントありがとうございます。
個人的見解ではありますが、あらゆるものにアレルギーはあると思っています。
何に反応するかは個人差があり、確かにDPGやPGにもアレルギーは存在するでしょう。
同じように、BGやグリセリン、スクワランなどにもアレルギーは存在します。
食品で喩えると、そばアレルギーにとって、そばは毒以外の何物でもないですが、
アレルギーでなければ体にいいとさえ言われます。
しかしながら、そばは危険である、という人はいないと思います。
あくまで個人差であり、こういうのを体質といいます。
DPGが悪いというよりも、DPGが合わないのは、そういう体質であると。
DPGにアレルギーがある場合を除けば、特に気にする必要性はないと思います。
そして、それが何なのかは本当に人それぞれであり、
皮膚炎を起こすことの無い完璧な化粧品というものは存在せず、
それを作ることも不可能であると考えています。
アトピーに関しては、疾患部に関していえば、何をつけてもリスクはあります。
DPGが入っていようがいまいが、悪化する可能性は高いです。
まずは炎症を抑えることが先決であり、炎症を抑えた後を維持できるものを
選ぶ必要があります。その選択しにDPGを使っていないものを選ぶ
というのは、悪いとはいいませんが、最優先事項ではないと思っています。
ちゃんと保湿してくれるかどうか?というのが大事なわけで、
ちゃんと効果があり、とくに問題なければ、DPG入りでもいいと思うのですが・・・
もちろん、DPGにアレルギーがあれば、真っ先に避けるべきですがね。
鍋の白菜様がどのような状況下はわかりかねますが、
ご参考になれば幸いです。