セラミドプレミックス原料
Phytopresome Cera-Vという原料は日本精化の原料になります。
セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱの5種類の
セラミドを含んだプレミックス品になります。
Skinmimicsは基剤に色々と含まれていますので、
無添加とか謳う会社にとっては使いずらいもの。
その点、Phytopresome-Vはセラミドと水添レシチン、大豆ステロースという
非常にシンプルな構成となっていますので、そちら方面での需要が高いそうです。
ちなみに、これは粉末原料なのであります。
セラミドとして20%含まれており、残りは水添レシチン、大豆ステロース。
上の写真は水にこの原料を0.2%溶かしたものです。
水には溶けないので、加熱してるので、若干水分が蒸発しているかもです。
原料として0.2%なので、セラミドとしては0.04%含まれています。
かなり白濁します。通常、化粧水として使うならワンオーダー下げるのが普通です。
(それでも濁りますが)
うちは無添加とかいうつもりはないので、Skinmimicsを使ってますが、
海外品って為替の影響ですぐに価格がぶれるんですよね。
(安くなることは絶対ないのに)
安定的に供給できる国産のセラミドはないかな~
ということで、以前から注目していたPhytopresome Cera-Vの
見積もりを取った次第です。
セラミド単価に換算すると、Skinmimicsよりもはるかに安いです。
セラミドを複数配合したいとい場合はPhytopresome Cera-Vは非常に優秀であり、
おそらく右にでるものはないといっていい原料です。
それでも、うちはSkinmimicsを使い続けなければならない理由が2つあります。
1つはアシルセラミドの濃度です。
アシルセラミドはセラミド1、セラミド9などをさし、
これらは超長鎖脂肪酸で、他のセラミドと比べてはるかに長い構造を持ちます。
ぶっちゃけ、アシルセラミドの量がセラミド商品の優劣をつけるといっても
過言ではないです。
バリア機能の役目を果たす、細胞間脂質は、油、セラミド、水、セラミド、油、セラミド・・・
と層をなしています。これをラメラ構造というわけですが、
このままだと重ねただけで、すぐズレてしまいます。
この層を貫いて、固定させているのがセラミド1などのアシルセラミドになります。
アシルセラミドが少ないと、ちょっとした摩擦でラメラ構造が乱れ、
バリア機能が低下します。
セラミド商品の肝であるアシルセラミドの量は、Skinmimicsのほうが
ぶっちぎりで多いです。
もう1つの理由が、Phytopresome Cera-Vのセラミド2は
セラミドNGであるということ。
こいつが何者かはっきりしない以上、使うのは抵抗があるかな・・・
もう1つあるか。
セラミド5はあんまり補う必要がないです。
増えすぎると肌に良くないともいわれますし。
ただ、髪にはセラミド2、セラミド5が重要になってくるので、
シャンプーに使ってみようかなら~と考えています。
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