サプリメントの成分表の読み解き方
正直、化粧品については成分表見ても良し悪しを明言できないんですよ。
せいぜい、「良さそう」とか「よくなさそう」くらい。
原価だったらある程度は予想可能ですが。
セラミド製品であれば、原価から濃度を逆算して、
どの程度のものかは予想できますが、
使ったことない成分については、よくわからんってのが正直なところ。
しかしながら、サプリメントに関しては成分表みればだいたいわかります。
目ぼしい原料はだいたい試しましたし、原料の有効摂取量、原料価格、
原料メーカーから加工屋までだいたい把握していますから・・・
使える情報量が圧倒的に多いので、
成分表みればだいたいわかります。
ですので、誰でも同じようにってわけにはいきませんが、
ある程度のサプリメントの読み解き方を書いておきます。
馬プラセンタエキス末。赤ワインエキス末、フィッシュコラーゲン、カツオエラスチン、セラミド含有イネ抽出物、結晶セルロース、ゼラチン、ビタミンC,ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素、ヒアルロン酸、ビタミンB2
とあるプラセンタサプリの成分表です。
まず、化粧品と違い、キャリーオーバーなんてものは存在しないので、
すべて表記が原則。
1%未満は順不同ってのもないので、完全に配合量順になっています。
ただ、注意点は食区分と添加物区分に分けられているという点。
食品は食品で並べ、添加物は添加物でそれぞれ多い順に並べます。
どちらを先にするかは販売者の自由ですが、
ほぼ100%食品が先にきています。
その区切りを見つけるのはある程度知識が必要ですが、
この商品は結晶セルロースからが添加物になります。
結晶セルロースは打錠を成形したり、粒の流動性を増したりと
加工に必要なもので、有効成分ではないですから、
その辺の区別がつけば、割と簡単だと思います。
今回はカプセルなので、重量の目安がつけやすいです。
ゼラチンとありますが、これがカプセルになります。
総重量から内容量を引いた数がゼラチンの重量となります。
ここだと390mg-375mg=15mg
うん、例を失敗したなこりゃ・・・
内容量が375mgなので、1号カプセルですな。
1号カプセルの重量は約75mg。
たぶん計算間違いしてます。
(まあ、私の知らない超ハイテクカプセルかもしれませんが)
困るな・・・
結晶セルロースが75mg以上か15mg以上かで、
全然話が変わってくるんですけど(笑)
まあ、たぶん結晶セルロースは15mg以上くらいでしょう。
それ以上入れる必要性がないので。
また、この商品は栄養機能性食品をビタミンB2の配合量もわかります。
続いての注意点ですが、
先頭の馬プラセンタエキス末に注目してみましょう。
元々液状のものを粉末にする際に、
フリーズドライ(凍結乾燥)だと100%になります。
これがプラセンタエキス末になります。
スプレードライだとデキストリンに対して何%がエキスということになります。
この場合は表示にデキストリンが出てきます。
(ただ、結晶セルロースを賦形剤としている場合もありますが・・・)
厄介なのはプラセンタエキス末(デキストリン、プラセンタエキス)という表記かな?
この場合はプラセンタエキスが少なくても表示を前のほうに持っていけるテクニックです。
あと、セラミド含有イネ抽出物というのがありますが、
これがどのくらい含まれているかはさておき、
セラミド含有イネ抽出物100mg配合!とかすると、
まるでセラミドが100mg含まれているように勘違いされる人もいると思います。
(もちろん、そのつもりで表記しています)
しかし、あくまでセラミドを含んだイネ抽出物であり、
そこにセラミドが何%含まれているかは別の話。
あとは、これらの情報から、上限375mgでどのように収まるかを計算すれば
どのような組成になっているか、だいたいの想像がつくと思います。
まあ、この商品のHPなどから情報をとれば、
もう少し詳しい情報が取れます。
なんでもプラセンタ原液換算で500mgのプラセンタが
1カプセルに配合されているのだとか。
・・・これはギャグなのか?
計算間違いしている可能性がありますが、
100mg配合していて、これが5倍濃縮品であることを示しています。
通常は40倍濃縮なのですが、8倍分何かで薄めている可能性がでてきます。
となると結晶セルロースはかなり入っていてもおかしくないかも(汗)
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