最低限必要な濃度はどのくらい?
原料メーカー曰くですが、セラミドの濃度0.01%の
化粧水を500円玉大の量を1ヶ月使用すれば、顔にある
セラミドの総量になるとか。
正直、そのときは「何言ってんだ?」と思ったものですが、
今でも意味がちょっと分かりません(笑)
セラミドはどのくらいの濃度で効果がでてくるのか?
実際のところはどうなのかって話は気になりますよね。。。
まあ、セラミドの種類によっても変わってくるので、
一概に何%あればOKって話にはならないんですけどね。
例えば、ナチュセラクリームのセラミド総量は0.4%ちょいです。
一方、ナチュセラ極は0.2%ちょい。
クリームのほうが倍入っているにも関わらず、
効果が高いのはナチュセラ極です。
しかも、圧倒的にね。
短期間でセラミド不足を解消してくれます。
クリームにはセラミド合成を促進して、自身のセラミドを作る力を高めますので、
結果がでるのが早いほうであるにも関わらず、です。
多いほうがセラミドほうが、早く補充できそうなものなのですが、
事実そうなので、しょうがないです。
そのカラクリは、セラミド1の濃度の差なのですわ。
このセラミド1は他のセラミドとは別格、最上位のセラミドだと
考えてもらっても問題ないです。
価格も笑っちゃうくらい、ぶっ飛んでますが(笑)
セラミド1の総量がナチュセラクリームよりもナチュセラ極のほうが多いんです。
たしか3倍以上だったかな?
原価もそれくらいかかってるのなー
今のとこ、セラミド1の濃度は一番高いと思います。
仮に、これ以上の濃度を配合したものがあれば、
ナチュセラ極以上の商品は作ることが可能だと思います。
おいそれと試せないので、どの辺が上限かはわかりませんが・・・
まあ、少なくてもセラミド1は入れておいてほしいところではあります。
さて、そういうことも踏まえての話ですが、
各社原料メーカーの見解というか、推奨濃度は
0.01~0.05%の間に収まっています。
ただ、原料メーカーの推奨濃度は若干高めに設定してあるんですよね。
エビデンスを取るとき、かなりお金がかかるんですよ。
ちょっとした試験で何十万、ヒト試験なんて数百万くらい。
失敗は許されないんですよ。
この場合の失敗は、比較対象と差がでないことですね。
その場合は当然やり直しで、試験費はパーになるわけです。
なので、これくらい入れておけばまず大丈夫だろう・・・
という濃度で試験します。
(お客さんが現実的に配合可能な限界値ですね)
まあ、経験則でより現実的な量でやっているんでしょうが。
というわけで、もうちょい低くても効果はないわけではないのではないかと。
ただ、うちとしては濃度を下げるつもりはさらさらないので、
最低ラインを探る意味はないんですけどね。
なんとなく気になったので、薄いの作ってみました。
使用したのはスキンミミックスです。
セラミド1%を10倍希釈して0.1%
さらにそれを10倍希釈して0.01%
さらにそれを10倍希釈して0.001%
ってのを繰り返したわけですが、
もう0.001%以下ははっきり言って入っているのかどうか
そこから疑ってしまうレベルです。
まあ、それでも入ってればセラミド配合って書けるんですが、
消費者がそれを知ることはできないのが現状でして。
あまり一緒に見られたくないなーというのが本音ではあります。
もうセラミド協会でも何でもいいから(そんなのがあるかは知らんけど)
認定マークとかあってもいいかも・・・
なんて思ったりして。
ちなみに、左から0.00001%、0.0001%、0.001%、0.01%、0.1%(セラミドとして)
0.01%より下はもう区別ができません。
長期間でみれば変化はあるのか・・・な?
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