磁石で脳をコントロールして「幸福感」を与えることに成功
磁石を使って脳の特定回路をコントロールし、「幸福な気持ち」を引き出すことに
バージニア大学の科学者たちが成功したそうな。
Magnetic mind control works in live animals, makes mice happy | Ars
Technica
磁石を使って、ネズミの行動をコントロールできた、という内容の論文。
例えば、特定の磁気でおいしい食事をした経験などを呼び起こすし、
幸福感を与えることができたそうな。
ネズミが何考えているのかわからないので、本当にそうなのかは定かではないですが、
ドーパミンなどで制御されている脳内報酬刺激経路を刺激し、磁気のある部屋を
好んで使うようになったとか。
情報伝達系に鉄を含んだタンパク質があり、
それに影響を与えているのではないか?
と考えているみたいです。
将来的には薬などと併用して、脳障害の改善、治療に役立てたいとのこと。
また、害獣駆除などにも応用できるのではないかと考えているそうです。
まあ、ネズミの行動を磁気でコントロールできたというだけで、
ヒトにそのまま当てはめれるわけではないのですが、
ちょっと妄想しちゃうような内容ですよね。
動物は磁場の影響を微妙ながら受けているとは昔から言われていました。
有名な話では電磁波が人体に悪影響を及ぼす・・・
という話は聞いたことがあるかもしれません。
また、精神状態にも影響を与えるそうで、
これもあまりよい話は聞きません。
磁気が強い場所では幽霊が見えやすいってな話もあります。
まあ、ヒトの体には鉄分が含まれているほか、
イオンとして電荷を帯びている状態で存在しているものもあります。
それらは当然、磁気の影響を受けるわけで、
磁場の強いところでは、血管系の疾患が悪化したり、
生理不順が起きたりするといわれます。
血液を構成する赤血球は鉄を含んでいますからね。
ですので、磁気で脳に影響を与えるってのは、
無きにしも非ずってところなんですよね。
まあ、これが実用レベルまで研究がすすんだら少し怖いかも。
脳に磁気を当てて幸福感を得るためだけのアイテムなんかが売られるかも。
ドラッグの代用品としてね。
副作用はあるかどうかはわかりませんが、
報酬系を刺激するわけですから、依存性はバリバリでしょうね。
さらには、第三者をマインドコントロールすることにも
使われるかもしれません。
幸福感を与えることができれば、信者を集めることなんて簡単でしょうし、
依存度もあるでしょうしね。
目に見えないけど、確実に存在しているものですからね。
影響はあるんでしょうが、それを認識するすべはないので、
人知れず、すでに使われてたりして・・・
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