常に体では炎症反応が起こっているのさ
「隠れ炎症」
聞き慣れない言葉ですが、まあ新しい概念ですね。
この隠れ炎症を止めることで、アンチエイジング(年齢に抗う)のではなく、
アンエイジング(年齢をなくす)ケアを提供するそうな。
隠れ炎症の定義は自覚できずにいる慢性的な微弱なサイン(肌荒れ)のことを指すそうな。
あなたの肌が抱えている隠れ炎症は、いわば火種であり、
ちょっとした刺激で炎上するかもしれないので、予め火種を消そうってわけです。
炎症を予防しようぜってことです。
抗炎症成分はおなじみのグリチルリチン酸2K。
成分的に隠れ炎症に効く特別なものがあるわけではなく、
あくまで、新しい概念の提案になります。
ちなみに、隠れ炎症はおそらく誰にでも起こっていることだと思われます。
ストレスを感じると、ストレス物質が体内に放出されますが、
これが体内で炎症を促進させる働きがあります。
つまり、ストレスがかかると体内で炎症が起こります。
アトピーとストレスの関係性に関して色々言われているのは、
ストレスが炎症を誘発するからなんです。
さらにストレス発散の方法の1つとして、掻き毟る行為が有効で、
これが症状を悪化させる原因にもなるわけです。
隠れ炎症が老化の原因というか、ストレスが老化の原因なんですが、
ストレスによるダメージの回復が年齢を重ねると遅くなるので、
起こってしまった炎症をなかなか鎮めれないってのはあるかも。
まあ、体全体で起こっていることですからねー
血管とか、内臓とかでも起こってるわけで、
その辺をどうにかしたほうが良いような気はしなくもないですが、
その辺は置いておきましょう。
炎症を抑えて、セラミドでバリアを張って、炎症させないようにしましょうって流れですが、
セラミドは独自の技術で、ナノセラミドデリバーを採用しているそうな。
詳細はよくわからないんですが、おそらくリン脂質でリポソームを作り、
中にセラミドとか入れているのだと思われます。
たぶん、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)的なものを
イメージしているのだと思われます。
(薬事的にデリバリーとは言えないから)
DDSは薬の成分を目的の場所にピンポイントで届ける仕組みのことで、
抗がん剤をがん細胞にだけに行くように設計したりとか、
まあ、そんな感のものです。
リポソームに特定のアンカーをつけて、特定の場所に集中的に集まるように
するということは理論的には可能なんだとか。
例えば、リポソーム化したグルコサミンを関節に直接届くようにするとか・・・ね。
まあ、コストがバカみたいにかかるってのと、そんなことしても
大々的に謳えないので実現はしてませんが。
(やろうとしたことはあったけど、販売価格が10倍以上のグルコサミンって買わないっしょ?)
あと、リポソーム化して、中に入れれる成分の量は限られています。
多くて10%くらいって話だったと思います。
通常は1~5%くらいになるとかならないとか。
(昔の話なので、今はもっと入るのかも)
コメントをお書きください