マキベリーエキスの使い方
今回のおまけとして考えているマキベリーエキス。
詳細と使い方を書いておきます。
前回は青葉貿易のマキベリーエキスの紹介でしたが、
実際に使用するのはお馴染みのオリザ油化のものです。
オリザ油化がマキベリーエキスを扱いだした当初は
特にアントシアニンの規格はなくて、結構安かった記憶があるのですが、
今は規格基準を上げているみたいで、価格が4~5倍になってました(笑)
アントシアニンとして35%以上、デルフィニジンとして20%以上を規格しています。
紫というより黒色のほうが近い粉末で、味は苦いです。超苦い。
粉末で購入しちゃうと、何万本もの量になって使い切る自信がないので、
1%に希釈したものを使います。
それでも上図のような非常に濃い紫色の液体になります。
成分は水、BG、アリストテリアチレンシス果実エキスとなります。
(アリストテリアチレンシス果実エキスってのがマキベリーエキスの表示名になります。)
マキベリーには8種類のアントシアニンが確認されており、
アントシアニンの中で最も抗酸化力が高く、機能性が高いとされる
デルフィニジンを最も多く含んでいます。
そのため、最も抗酸化力の高い果物となっています。
抗酸化力が高いので、当然紫外線に対する抵抗力は高く、
光老化の抑制、脂質酸化抑制、紫外線による細胞死の抑制、
抗炎症作用などなど、色々ありますが・・・
今回注目しているのは、育毛効果なんですよ。
In vitro 試験ではありますが、マキベリーエキスの毛乳頭細胞への影響を評価した結果、
マキベリーエキスの添加によって毛乳頭細胞の増殖が濃度依存的に促進されたそうな。
陽性コントロールとしてミノキシジンが使われていますが、
ミノキシジンは大正製薬が出しているリアップに使われている原料。
まあ、医薬品成分ですな。
このミノキシジンと同等、それ以上の効果があるように見えますが、
濃度を見てわかる通り、ミノキシジンの5倍の濃度で同等の効果ってことなので、
マキベリーエキスがミノキシジンよりも効くってわけではないです。
まあ、色々といわれているミノキシジンよりも
安全性の部分では安心ってなとこがマキベリーの優位性になるのかな?
ちなみに、他のアントシアニンが多いとされるブルーベリーやカシスなどでは
育毛効果はなかったそうです。
育毛促進のメカニズムとしては、毛母細胞の増殖や毛周期の成長期延長に関わる
育毛促進因子(FGF-7、VEGF 、IGF-1)の遺伝子発現が高くなることから、
育毛促進因子の産生を高める効果があると推測されています。
マキベリーエキス5%で作ればおそらくはミノキシジンと同等の効果は
出せると思いますが、うーん・・・頭皮が紫に染まりそう(笑)
まあ、そういったものはまた別の機会にでも検討するとして、
今回はシャンプーやコンディショナーなんかに使ってほしいなと思っているわけです。
これはとあるシャンプーにマキベリーエキス溶液(1%)を0.5%溶かしたものです。
感覚的には0.5~1%くらいの使用が良い感じです。
ご使用のシャンプーに対して0.5~1%になるように入れてみてください。
サンプルは10mlなので、1000mlに対してすべて入れれば1%ですし、
半分入れれば0.5%になります。
それをいつも通りのシャンプーとして使うだけです。
洗い流すのがもったいないというのであれば、リンスやコンディショナーに
入れて使うのもありです。
育毛効果を狙って、原液そのまま使うのもいいですが、
ホントに落ちにくい色素なので、服についたら落ちないと
思ったほうがいいです。ほんと注意してください。
正直、このシャンプーで毛が生えてくるってことは望み薄です。
ただ、抜け毛とかは減るんでないかな?
髪の成長を促進するので、髪の毛が元気になって、
コシやつやが出てくるってことは十分あると思います。
3週間くらい使ってますが、抜け毛と枝毛が減ってきたような気がします。
是非ともチャレンジしてみてください。
もちろん、化粧水に入れて使っても問題はないです。
化粧水の推奨濃度は0.01%~0.3%です。
原液、ちょっと濃過ぎですんで、肌には直接使うのはオススメしません。
【関連記事】
コメントをお書きください