タケノコ細胞培養エキス
竹取物語って竹の中からかぐや姫がでてきて、
最後月に帰ってくって話なんですが、なぜ「竹」だったんだと?
月と竹って関係ないじゃんってね。
まあ、諸説は色々あると思いますが(どう解釈するかは読み手の自由ですし)、
かぐや姫って物凄い速さで成人します。
そう、まるで竹のように・・・ね。
竹はなんと2ヶ月で20mもの高さに成長するんです。
竹から生まれたから、かぐや姫の成長も早いってね。
つまり、早く成長させるために竹に宿したとの解釈です。
あくまでフィクションですから、どうやって?なんて野暮なことは聞かないでください(笑)
当時の社会風刺的な面があるとの諸説もあるので、
別の意味があるのかもしれませんがね~
さてさて、竹って物凄い速さで伸びるわけですが、
竹は地下茎によってつながっています。
つまり、竹林は同一個体で竹林全体で1個体であるともいえるわけです。
最も巨大な生命体といっても過言ではないんです。
タケノコエキスとか、タケノコの幹細胞なんかあったら凄そうだと思いません?
なんかすごい成長因子とか含まれてそうじゃあないですか。
で、竹取物語にあやかった商品とか作ったら売れそうだな~と。
ブランド名は『KAGUYA』なんていいんじゃない?
そんな妄想をしていたわけですが、
実際にタケノコエキスっぽいものってあるのかな~
私が思いつくくらいだから、誰か作ってるかも・・・
と思って探してみました。
まず出てきたのが、タケノコの皮からの抽出物。
うーん、皮じゃないんだよな~
この原料屋さんは産業上利用価値のないものとされているものを、
有効利用して環境に配慮した商品を作ろうっとの理念をもっているので、
タケノコではなくタケノコの皮に着目したのは必然ではありますが・・・
抗老化作用があり、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を高める効果があるとのこと。
詳細はよくわかりませんが、竹酢液なんだとか。
有害物質を排除し、化粧品原料として唯一使える竹酢液なんだそうです。
竹酢液とは竹を蒸し焼きにして出てくる煙を収集し、冷却したもの。
温度は100~400℃が良いとされ、温度によって出てくる成分が異なるそうな。
その成分はなんと200種類にも及ぶいわれます。
殺菌、殺虫効果があり、環境に優しい農薬として使われているとかいないとか。
竹を炭化し粉末化したもの。
高い吸着作用があり、脱臭剤として使われたり、
水の浄化に使われます。
また、摂取することでデトックス作用を期待したサプリメントも
密かに流行っていたりします。
なんだかんだ言っても炭素なので、硬いです。
カプセルに詰めるとか、打錠にするとかでも
機械へのダメージが大なので、普通のところは加工してくれない
特殊な原料でもあります。
化粧品としては石鹸にスクラブとして使用されているかな。
さすがにタケノコエキスとかタケノコ幹細胞とかはないなー
タケノコはアクが強いから、あんまり肌には優しくないかもしれませんね。
ちなみにタケノコのアクの原因となる成分はホモゲンチジン酸とシュウ酸だといわれます。
どちらも過剰な摂取は望ましくないものです。
どうも収穫後に何かしらの劣化反応によって出てくるみたいで、
時間が経つほど増えていくといわれます。
つまり、成長には関係ない成分ですね。
新鮮な状態ではほとんど存在しないそうで。
【関連記事】
コメントをお書きください