焼酎もろみエッセンス
「焼酎セラミド配合!」という化粧品を見つけたので、
天然ヒト型セラミドを使用したものが出てきたか?!
と思ったらどうも違うみたい。
まあ、天然ヒト型セラミドはもともとは焼酎もろみから抽出していましたが、
今は醤油粕からの抽出がメインですからね・・・
一応、規格書には醸造発酵粕からの抽出ってことになってますので、
どっちか、もしくは混合物って扱いです。
ですので、焼酎セラミドといえなくもないのですが、
あまり表だっていうのは若干の抵抗を覚えるところではあります(汗)
当初は杜氏の手はキレイ云々ってこといっていたので、
最初は焼酎もろみがメインだったんですけどね~
杜氏とは酒造り職人の頭目のことを意味するのが一般的ですし。
まあ、醤油杜氏って言葉もありますから、問題ない・・・のか?
天然ヒト型セラミドでないのであれば、
東洋新薬の発酵セラミドか?思ったのですが、
これは焼酎を作る際に使用する白麹からの抽出物なので、
これも焼酎セラミドだと微妙にニュアンスが異なります。
結論を言えば、私が知らない新しい原料みたいです。
表示名称は(アスペルギルスアワモリ/サッカロミセスセレビシアエ)/サツマイモ根発酵液
アスペルギルスアワモリは名前の通り、泡盛を作る際に使用する菌なのかな?
胞子が黒いことから黒麹と呼ばれますが、普通はこのようには呼ばないかな・・・
サッカロミセスセレビシアエは酵母のことですね。
原料メーカーはどこかわからんな。。。
さてさて、この原料のウリですが、
白麹は河内菌を使っていて、国内の白麹の90%を占めているそうな。
焼酎もろみの供給先は錦灘酒造。
ここが原料を作ってるのかな??
焼酎もろみをブライオゾーア抗菌水を使って数週間浄化し、
4回の濾過をすることで出来上がったものが、焼酎セラミドだそうです。
厳密には色々な成分の1つにセラミドがあるといったところです。
天然ヒト型セラミドは焼酎もろみからの収集率がわずか0.12%ですから、
そこまで高い濃度でセラミドが存在しているわけではないと思われます。
まあ、ヒト型セラミドではなく、グルコシルセラミドを含めれば、
数%くらいは含まれるかも。
セラミドの濃度は低いかもしれませんが、
それ以外の成分が豊富に含まれています。
ポリフェノール類、アミノ酸、ミネラルなどなど。
おっと、スルーするとこだった。
ブライオゾーア抗菌水って何ぞや?
ブライオゾーアとは1200万年~2500万年前に自生していた
コケムシ類の化石なんだそうです。
土壌改良なんかに使われるそうですが、
多孔質であるので、色々と吸着するのを利用して水を浄化することができます。
まあ、竹炭とか麦飯石とかを使うのと同じような目的です。
ブライオゾーアを通した水に浸すってことなのかな?
セラミドは水に溶けないけど、
濾過してしまったら取り除かれてしまうのでは・・・
まあ、分析して規格化してるとは思いますがね。
余談ではありますが、焼酎もろみは焼酎を作る際にでる
困った産業廃棄物なんです。
昔は海に捨ててたのですが、色々と規制ができて、
処分するのに業者を通す必要があります。
つまり、お金を払って処理しないといけなくなったのです。
これは当時から続く頭の痛い問題で、その対策の1つが
焼酎もろみから化粧品なり、サプリなりの原料を作ることなんです。
天然ヒト型セラミドもその一環でできたものです。
これらをモデルケースとして、今後焼酎もろみの原料が
色々でてくる可能性は高いです。
今後も注目していきたいと思っています。
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