顔ダニか・・・あんまり知りたくない話はあるよね
顔にダニがいる・・・という話は聞いたことがあると思いますが、
残念ながら事実です。
目には見えない大きさですが、ほぼ100%います。
例外は生まれたばかりの赤ちゃんにはいませんが、
成長の過程で、感染します。
ほぼ家庭内感染になります。
正直、顕微鏡で観察することができますが、キモイです。
動きのキモさも合わさって、これが顔にたくさんいるとか言われると、
悲鳴を上げたくなると思われます。
そんな顔ダニを退治してくれるという石鹸があるそうな。
煽りとして書かれている内容は、
顔ダニは老化、肌のくすみ、ニキビなどの原因になるとか。
顔でどんどん顔ダニが増えていくとか、
顔ダニの排泄物がどうのこうのとか書かれており、
読んだ人はかなり高い確率で買ってしまうのではないか?
と思われるレベルの内容です。
有効成分はイソプロピルメチルフェノール
殺菌剤として、ハンドソープなどでよく使われています。
最近では臭い防止的な商品に配合されていることが多いです。
防腐剤ではなく、殺菌剤なので菌を殺す成分です。
どのくらい強力かというと、パラベンの10倍以上の
防腐効果があり、水虫の原因である白癬菌も死にます。
細菌、カビなどには広く効果が確認されていますが、
ダニに効果があるのかはちょっと未知数です。
むしろ、ダニにも効く濃度が配合されていたら、
あらゆる常在菌も一掃してしまいそうですが。。。
さてさて、この顔ダニ、
そもそも排除しなければならないようなものなんでしょうか?
ぶっちゃけ、雑誌の表紙を飾るようなモデルさんだって、
化粧品のCMしているような女優さんだって、顔ダニいますよ?
顔ダニが美容を左右する大きな要因ではないと思います。
顔ダニは過剰に増えると、ニキビなどの原因になります。
過剰に増えるのはエサとなる皮脂が過剰になる時。
つまり、普通に清潔な状態にしておけば、
害をなすことはほとんどない存在なんです。
ただ、中高年になって、なかなか治らない赤い吹き出物は、
顔ダニが悪さをしている可能性が非常に高いそうです。
イソプロピルメチルフェノールが有効であるなら、
全体に使う石鹸よりも、部分的に使える塗り薬をつかったほうが安全。
イソプロピルメチルフェノールを全体に使ってしまうと、
顔の常在菌の菌叢が著しく変化してしまうことがあり得るので・・・
コメントをお書きください
ちい (月曜日, 11 7月 2016 19:06)
もやしもんで及川が顔に除菌スプレーしてたシーンを思い出しました
懐かしいですー
森崎 (火曜日, 12 7月 2016 00:12)
コメントありがとうございます。
1巻での話ですね。思わず見返してしまいました(笑)
もやしもんは商品開発に関わるなら必読本だと個人的には思ってます。