国産由来のグルコシルセラミドの効果
一丸ファルコスより、国産米を素材としたグルコシルセラミド「水溶性セラミドRC」
のヒト皮膚における「角質状態改善(バリア機能改善)作用」および「シワ改善作用」を確認し、
高機能セラミド原料として紹介を開始したそうな。
そう、コントロールの4週間後と比較すると、
有意な差はないんです。。。
この改善量はデキストリン入りのローションと変わらない効果であると
言えなくもない結果です。
また、重層剥離スコアってで比較していますが、
なかなか数値として表しにくい試験ではあります。
テープかないかでベリッとやって、角質がどれだけはがれたか、
染色して確認するわけです。重なって角層がはがれるほど濃く見えます。
重なってはがれるってことは、肌の状態が悪いとして(脆い)とし、
重なっている量を5段階評価するというわけです。
(図はグラフとは逆に点数をつけてますね。この辺は任意みたいです)
まあ、正直、スコア2とスコア3の評価を目視で行うってのは、
なかなか難しいものです。
厳しい目で見過ぎてもダメですし、甘々でもだめですからね。
また、はがすときの強さも全く同じにするもの難しい。
手心を加えやすいってことです。
もっとも、コントロールを見る限り、フェアに試験を行っているのだろう
ことは伺えますし、一丸のデータは控えめに出しますからね・・・
ほとんどの原料がメーカーのデータ以上の効果でます(笑)
というか、なぜコントロールを公表した?!
左を削って公開することだってできたはずなのに・・・
コントロールがなければ、角質が改善した!としか見えませんからね。
他の原料メーカーだったら絶対出さないと思いますよ。
正直というか、馬鹿正直というべきか・・・
嫌いではないですがね。
それにしても、0.1%とは低濃度で試験してますよね・・・
水溶性セラミドRCは粉末原料ですが、グルコシルセラミド100%ではなかったはず。
賦形剤のα-グルカンのほうが割合が多いのは確かです。
(取り扱ったことないので、記憶違いかも)
まあ、安い原料ではないですからね。
どちらかといえば高いです。
0.1%入っていれば、かなり贅沢な配合量といえるかも。
何はともあれ、そんなに入れれるか!という量でデータ出されても
現実問題、その濃度で使うのは不可能ですから、そういう意味でも良心的です。
グルコシルセラミドなので、肌のセラミドを増やすことはできませんが、
保湿成分としては優秀です。
これ以外にヒアルロン酸産生の促進作用、角質水分量の増加が確認されています。
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