超低分子ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1gで6リットルの水分を保水することができ、
体内の水分保持に大きく関与しています。
ヒアルロン酸は年齢とともに減少し、体内水分量も減少していきます。
しかしながら、ヒアルロン酸を塗布で補おうにも、
分子量が大きく、全く浸透しません。
さらに経口摂取でも、ほとんどが吸収されず、排泄されます。
そこで開発されたのがHA4なんだとか。
ヒアルロン酸の最小構成単位二つにより構成され、分子量は800の超低分子ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸の2種類の糖が
交互に連続してできています。
HA4はN-アセチルグルコサミン、グルクロン酸、N-アセチルグルコサミン、グルクロン酸
4つの糖で構成されています。
まあ、最小の1歩手前ってとこかな。
HA4がヒアルロン酸になるわけではなく、ヒアルロン酸の産生促進する効果があるそうです。
この大きさなら皮膚の表面から容易に浸透する・・・とのこと。
HA4はもともと医薬品の原材料として研究されていたもので、
チカラを化粧品や健康食に応用しているのだそうです。
ヒアルロン酸から作られたHA4はもともとカラダにある物質。
だからカラダに優しいのはもちろん、その役割を利用してお肌のトラブルのメンテナンス利用できると。
以下、原料開発元からの引用です。
①トラブルをやっつける
HA4は人間のカラダにもともと存在するものです。
特に炎症などが起きたときにカラダがHA4を作りはじめることがわかっています。
それはその炎症を抑えるものだと研究では発表されています。
つまりHA4は何かトラブルが起きたときに働いてくれるものなのです
②お肌を守る
HA4は細胞を守るチカラがあります。HSPヒートショックタンパク質)は細胞が
弱っているときに保護する作用があることがわかっています。
HA4は弱ったお肌を守るナイトの役目をしていると言えます。
③ヒアルロン酸を作る
HA4はお肌に浸透すると今度は細胞に働きかけて高分子のヒアルロン酸を作る
手助けをしていることが研究からわかってきました。
HA4のチカラを化粧などで弱ったお肌のメンテナンスするチカラに変える事ができれば、
日々のメイクや紫外線によるお肌へのストレスを少しでも和らげる事ができると思います。
すでにお気づきの方も多いと思いますが、
ヒアルロン酸の合成促進作用は、N-アセチルグルコサミンにもあります。
しかも、そのままの形で吸収されるので、経口投与でも塗布でも
高い利用率を誇ります。
当然、ヒアルロン酸だけでなくHA4だって作ります。
N-アセチルグルコサミンの関節炎の改善効果があるのは、
そのおかげかもしれません。
また、ヒアルロン酸産生の向上率も同じですから、
作用としては同じだと個人的には思っています。
何より、N-アセチルグルコサミンってヒアルロン酸に比べると
圧倒的に安いんです。
グルコサミンと比べると10~30倍の価格ですが、
ヒアルロン酸と比較すると1/10~1/30ですからね。
これはN‐アセチルグルコサミンから甲殻類の殻から精製するのに対し、
発酵法で作るヒアルロン酸は乳酸桿菌の生成物を集めるので、
コストがかかってしまいます。
(鶏冠由来なら、さらに高額になります)
HA4はヒアルロン酸を分解して作っているので、
コストはかなりかかっていると思われます。
コスパで言えば、圧倒的にN-アセチルグルコサミンでしょうね。
まあ、コスパだけの話ならグルコサミンのほうがいいんですが、
体内で結局はN‐アセチルグルコサミンにならないと
作用しないわけで、体内効率を考えれば・・・ってとこかな。
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