薬用酒の市場はなかなか強固です
薬用酒といえば、誰もが思い浮かべるのは。。。
超ロングセラー商品ではあるのですが、
あれって、なかなか考えられている商品なんですよね。
まず、あれはお酒なんです。
製造許可が必要で、さらに販売許可も必要です。
さらに、医薬品なんですよ。(第二類医薬品)
つまり、医薬品製造メーカーでないと作れない。
酒造許可を持っていて、医薬品の製造許可を持っている
なんてところは極々限られてきます。
つまり、市場参入しにくいってことですわ。
まあ、お酒がダメな人は飲めないし、
子どもや妊婦もNGなので、ターゲットは限られているのですが、
こうして今も変わらず売られているってことは、
根強いニーズがあるんでしょう。
きっと、アルコールフリーな商品を色々と試行錯誤してきているとは思いますが、
結局はアルコールのカッとなる感じが効いてる感があり、それがない商品は
イマイチ売れないのでしょうね。
年々、アルコールの摂取量は減ってきている昨今ですが、
これを打破するには、おいしいだけのお酒ではなく、
機能性を持たせたお酒が必要である・・・
そう考えた企業は、美容に良いお酒としてコラーゲン入り、ヒアルロン酸入りの
お酒を造ったり、足腰にってことでグルコサミンを入れたお酒を造ったりしました。
まあ、あんまり市場には受け入れられなかったかな~
最近はあまり見ないです。
ただ、アルコールと摂取することで、吸収力は確実にあがりますし、
(アルコールに溶けるってのが条件ですが)
効果を出しやすい形状ではあるんですが・・・
やはり、市場への参入障壁が高すぎるんですよね。
売れているから、そのマネをして類似品を作ろう!
ってのが簡単にできないわけですからね。
個人的な見解ではありますが、
精力剤的なものは、もはやアルコール漬けしたものが最後の希望であると考えています。
高麗人参とか、マムシとか、冬虫夏草とか、まあ、その他いろいろですよ。
これらをアルコール漬けすれば、凄いのができるのは皆知っているんです。
ただ、作れるところが限られるってののと、売れる場所が限られるってので、
元々、そういうのが強い市場では売れないんです。
精力系素材を発酵させたこともありますが、
こちらのほうはあまりうまくいかなかったです。
あいつらアクが強いので、通常の発酵菌だとうまく発酵できないんですよ。
非常に可能性のある市場であり、
効能の高い商品ができる可能性が高い薬用酒ですが、
今後、この方向性で発展していくことは・・・たぶんないかな。
興味はあるけど、やっぱり販売許可がないですからね・・・
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