5-アミノレブリン酸、通称ALA(アラ)
5-アミノレブリン酸(ALA)はエネルギー産生に非常に重要な成分で、
これが少なくなってくると、疲れやすくなるそうな。
ALAは鉄分と結びつくことで、赤血球のヘモグロビンを形成するヘムになったり、
ミトコンドリア内でエネルギー産生に関わるシトクロムになります。
さてさて、我々は食べたものを消化吸収し、それをエネルギーに変えて生きています。
エネルギーというと、なんだか電気的なもので生き物が動いているように思えるかもですが、
あながち間違ってはいません。
食べ物、特に炭水化物はアミラーゼによってブドウ糖まで分解され吸収されます。
そのブドウ糖は体内で解糖系、クエン酸回路、電子伝達系でエネルギーを作ります。
そのエネルギーの形がATP(アデノシン3リン酸)です。
まあ、エネルギーをためる蓄電器や電池みたいなものです。
で、電子伝達系はミトコンドリアで行われており、
ATPのうち、ほとんどはミトコンドリアで作られます。
ちなみに、ATPはADP(アデノシン2リン酸)とリン酸が結合することで
作られますが、この際にエネルギーを蓄積します。
で、必要に応じてリン酸を切り離し、エネルギーを放出します。
で、シトクロムってのがミトコンドリア内でエネルギーを作るのに必要になります。
シトクロムにはALAと鉄が必要。
ALAは17歳をピークに減少傾向にあり、ミトコンドリアの活性が低下し、
結果、体力が減少するという流れなわけです。
若いうちはALAは体内で産生されますが、
加齢とともに、食事で接種する必要があるのだとか。
何に含まれているかというと
ワインに110~173μg/100g
黒酢に150μg/100g
タコに78.4μg/100g
生き物ならだいたい持っているし、
発酵食品は菌が持っているので、
微量ではありますが、色々なものに含まれています。
必要量は2mg以上なので、ワインだと1リットル必要ってことです。
単品で取るのは結構大変ですが、トータルすれば取れなくない量かも。
それにしても、黒酢が体にいい、体力がつくってのは、
ALAが関係しているのかもしれませんね。
サプリメントでもALA配合のものがあるそうで、
糖尿病予防によいってことで売られているそうです。
正直、知らない原料なので、最近でてきたのですかねー
原料供給先もよくわからんし・・・
化粧品原料でもあるみたいです。
表示はアミノレブリン酸リン酸という形みたいです。
こちらも原料供給先がわからん。
原料開発した会社が原料出しせずに、商品として販売しているのかな?
適正量ALAを配合していれば、このマークがもらえるそうな。
塗布への効果の詳細はよくわかりません。
細胞が活き活きする?的なイメージはありますけど。
面白い原料ではあるんですけどね~
流通してないならしょうがないか・・・
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