腸内細菌にはヤセ菌とデブ菌が存在する
一般的に言われている腸内細菌の分け方は、
善玉菌と悪玉菌、あとは日和見菌。
理想の割合は善玉:悪玉:日和見=3:1:6といわれます。
悪玉菌は増えすぎると悪さをしますが、不要な菌というわけではないです。
体内の消化酵素や善玉菌では分解できないようなものを分解する力があり、
腸内環境を保つのに一役かっています。
で、ここ最近いわれているのが、ヤセ菌とデブ菌という分け方。
ヤセ菌は文字通り、いると痩せやすくなる菌で、
デブ菌は、いると太りやすい菌。
どっかに書いたと思いますが、腸内細菌には大きく分けて4つに分けられ、
フィルミクテス(Firmicutes)、バクテロイデーテス(Bacteroidetes)
アクチノバクテリア、プロテオバクテリアの4門で構成されています。
ヤセ菌といわれるのがバクテロイデーテス門の細菌。
デブ菌と呼ばれるのがフィルミクテス門の細菌。
で、こいつらは悪玉なのか善玉どっちなんだ?という話ですが、
どちらも日和見菌です。
ちなみに日和見菌は、日和見で、勢力の強いほうに流される菌です。
善玉菌が優勢なら、善玉菌の味方に、悪玉菌が優勢なら、悪玉菌の味方になります。
ちょっとしたバランスの乱れで、腸内の戦局はガラっと変わってしまうわけですよ。
まあ、その話は置いといて、
デブ菌:ヤセ菌=4:6が理想とされます。
世の中、大食いにもかかわらず、太らないって人いますが、
ヤセ菌の割合が普通の人よりも多くなっているのではないか?
とも言われています。
うらやましいと思うかもしれませんが、
決してデブ菌が不要かというと、そうではないのです。
デブ菌がいないと、栄養の吸収がちゃんと行われないので、
不可欠であるとさえ言えます。
まあ、多いのは問題なんだけどね。
ヤセ菌を増やす7つの方法
①寝る3時間前は食べない
食べ物が消化されずに寝てしまうと、食べ物の腐敗が進み、
老廃物や毒素が腸内に滞ります。
これはデブ菌には良い環境ですが、ヤセ菌にはきつい環境になります。
食事は寝る3時間前には済ませておきましょう。
②ながら食べはしない
テレビを見ながらお菓子を食べるとか、もってのほか。
ながら食べは満腹感が鈍り、ついつい食べ過ぎてしまいます。
脂分と糖質の多いようなものを食べすぎるのは、
デブ菌を増やす行為です。
③お腹が鳴ったら食べるサイン
ついつい、時間だから・・・と食事をしていませんか?
空腹時間を作ることは、ヤセ菌を増やすのに必須です。
食事と食事の間に空腹を感じないようであれば、食べ過ぎています。
食事の量を調整しましょう。
④水溶性食物繊維をたくさんとる
食物繊維は水溶性と不溶性の2種類あります。
水に溶ける食物繊維はイメージしずらいかもしれませんが、
海藻やなめことかのぬめりだとか、納豆のネバネバとかです。
不溶性はゴボウとかの繊維質のもの。
どちらも腸内をおそうじしてくれる重要な成分ですが、
ヤセ菌は水溶性食物繊維が大好き。
水溶性食物繊維自体も、栄養の吸収を穏やかにしてくれるので、
太りにくくしてくれます。
⑤ヤセ菌が好きな糖質を取る
砂糖はデブ菌の好物ですが、ヤセ菌はオリゴ糖とかハチミツのほうを好みます。
普段使う甘味料を白砂糖ではないものに変えるにも1つの手です。
また、オリゴ糖は善玉菌のエサにもなるので、是非、変えて欲しいところです。
⑥夜食を取るなら消化によいものを
どうしても我慢できない。お腹が空き過ぎて寝れない。
そんな時は、消化によいものを取りましょう。
例えば、ヨーグルトとか豆腐とか、すでに発酵されているので、
消化に負担をかけません。
ホットヨーグルトなんてのもいいですね。
⑦朝食は食べるべし
体内時計は腸でも調整されているといわれています。
朝起きて、腸に食べ物を入れることで、朝が来たと認識するそうです。
まあ、これは賛否両論ありますが、ヤセ菌を増やすという意味では、
朝食は取ったほうがいいです。
できれば消化に負担がかからないように、果物をメインに取るとよいです。
痩せやすい体を作る1つの方法です。
逆のことをすれば、太りやすい体になります。
あなたの生活習慣を見直してみなおすきっかけになれば幸いです。
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