クラゲから抽出したコラーゲンがあるらしい
クラゲコラーゲンなるものが存在するらしい。
ナマココラーゲンのときは、「これ来るかも!」(来なかったけど)
と思ったのですが、なんかイマイチトキメカないのは何故・・・
ナマコで無理ならクラゲでは役不足って感覚があるのかな?
国内でとれた国産のミズクラゲから抽出されるそうです。
(日本近郊の海ってことなのか、養殖しているのかはわからん)
クラゲは体内の95%以上は水分で、
含まれるコラーゲンは僅か1.7%しかないそうです。
つまり、たった1.7%で95%の水分を保持しているのです!
って、そういうわけではないと思います。
そもそも、周りは水なわけで、地上の生物と違い、
水分の蒸散を気にする必要はないですからね。
まあ、希少なコラーゲンってことは間違いないですが。
原料名はJelliCollagen® CIS 、㈱海月研究所が原料供給しています。
表示名は水溶性コラーゲン、もしくはクラゲエキス。
クラゲコラーゲンといえないのが少し残念かな。
組成は
水:99%、フェノキシエタノール:0.7%、水溶性コラーゲン:0.3%
コラーゲン原料としては低濃度です。
(たぶん、ナマココラーゲンもこんなもんかな・・・)
クラゲは単細胞から多細胞へ進化した初期の生物です。
コラーゲンを獲得したのもこれくらいの時期であり、
クラゲコラーゲンは「はじまりのコラーゲン」ともいえるそうです。
なんかカッコいい(笑)
そのため、コラーゲンの型は通常抽出されるものとは違います。
(まだコラーゲンが確立されていない時期のコラーゲンです)
一応、Ⅱ型のようなコラーゲンとⅣ型のようなコラーゲンが
抽出されるそうです。
そのためかどうかはわかりませんが、様々な活性が見られます。
①真皮繊維芽細胞の増殖活性
簡単に言えば、皮膚再生能力があるということ。
EGF様作用といってもいいかな。
東海大学の研究では、人工皮膚にクラゲコラーゲンを混ぜることで、
従来のものよりも2倍の速さで再生したとの発表もありました。
②表皮角化細胞の増殖活性
こちらもin vitroではありますが、表皮角化細胞の増殖の促進が確認されています。
ただ、この原料は3重らせん構造を維持した、巨大なコラーゲンで、
肌表面に膜を張るもので、浸透はしないんですけどね。
(熱処理したものもあるみたいですが、それでも十分でかい)
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