とりあえず、セラミド入りってのは増えたような気がする
マスメディアによって作り出されるブームってのとは別に、
業界内でのブームってのが存在するんですよ。
原料メーカーとかOEMメーカーが今後、これが来る!的なので、
イチオシする感じのやつです。
サプリの話になりますが、そういったものってのはよくありました。
正直、時代の先を行き過ぎて、うまく行きませんでしたが・・・
5年遅れくらいで、来るんですよね~
まあ、5年前に始めさせてれば、
5年後にはその業界のトップの会社に育ったかもしれませんが、
なにぶん、営業力不足で。。。
それはさておき、セラミドは一般ではブームメントは起きてません。
マスコミを使って、大々的に仕掛けてくれるところがないもんでして・・・
なんだかんだで、マスメディアの力は凄いんですよね。
ただ、一方で、セラミド入りの商品は増えています。
それこそ、セラミド推しでやっているところは多くはないんですが、
成分表みると、セラミドが入っていることが多いんです。
これは、販社の意向ではなく、
どちらかといえば、製造側の意向が働いているのだと思われます。
使う理由は、
・認知度が少しずつ高まっている
・少量でも効果が期待できる
・在庫が余っている
まあ、こんなところかな?
セラミドの知名度は年々、少しずつではありますが高まってきてます。
(まだまだ、誰もが知るって成分ではないです)
ですから、近い将来、ブームがくるかも・・・という期待はしていると思います。
また、0.01%でも入れると入れないでは、違いがでるわけで、
作り手としても、効果を感じれるものを作りたいじゃないですか。
でないと、リピート受注が来ないんで。
で、少量で良いので、在庫があまるわけです。
あるなら使おっていこうってのは処方を組む時の基本です。
在庫についての考え方はどこかに書いたような気もしますが、
重要なので、再度書いておきましょう。
例えば10万円/kgという原料があったとしましょう。
で、30gの商品に0.01%入れるとします。
そうすると、30×0.01/100=0.003となり、
0.003g(3mg)1製品あたり必要になります。
仮に1000個受注するとして、1回の製造に必要な量は
0.003×1000=3gということになります。
通常、1製品あたり、この原料が占める原価は
0.003×100=0.3円になります。
(1kgで10万円なので、1gあたり100円ってこと)
しかーし、製造元は3gという少量を買えるわけではないです。
通常1kgが最低ロットになります。
(あまりに高額だと100gとかでも売ってくれるけど)
まあ、仮に100gで購入できたとしましょう。
1回の製造で使うのはたった3g。
で、97gは在庫になるんです。
この商品ですべての原料を使い切るまで、
33回の受注が来ないといけないわけです。
この時代、次が来る保証がないわけで、
もしかしたら97gはムダになるかもしれません。
そうなったら大変です。
原料代分、OEMメーカーが損をするわけです。
そのため、予め、在庫を原価に加算します。
つまり、100g分を1回の製造で使い切ったことにしてしまうのです。
となると、1製品あたり、この原料の原価は0.1×100=10円
ということになります。
1kg買ってたら、100円になっちゃいますね。
というわけで、新規原料ってのは加工先は嫌がるわけです。
無駄に原価が上がってしまいますからね。
逆に、1回在庫を持ってしまえば、在庫を気にする必要がなくなるわけです。
で、どんどん提案できて、採用も増えていくってわけです。
まあ、細かい話です。
あなたが商品をOEMで作る際には知っておかねばならないことですが、
でなければ知らなくても良い知識です(笑)
それにしても、弊社の立ち上げ当初は、まだ天然セラミド(馬とか植物とか)が強く、
セラミド入りってのは珍しかったんですがね。
今では天然ヒト型セラミドを使った商品もチラホラ増えてきてまして。
当時はうちと原料メーカーだけだったんですが、
ようやくってとこっすかね。
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