抗酸化作用って意味ある?!
酸化が老化の原因であることは間違いなく、
酸化の原因がフリーラジカルによるものであるのも、また事実。
このフリーラジカル、まあ活性酸素と言い換えたほうがわかりやすいかな?
をやっつけるには抗酸化作用のあるものを取ればいい・・・
というのは理屈はわかりますが、本当にそうなんでしょうか?
よく酸化の喩えで、リンゴを切って置いておくと
茶色くなる、これは鉄が錆びるのと同じことで、酸化していると。
確かに、酸化による変色ではあります。
が、活性酸素によるものではなく、酸素が反応しているものです。
これは皮をむかない状態では、酸化に対する耐性があるので、
リンゴをそのまま置いておいても、しばらくは変色することはないです。
これはリンゴに限らず、すべての生き物に言えることです。
人も酸素に曝されていますが、生きているうちは肌が酸化してくってことはないです。
まあ、それは置いといて、抗酸化作用ってのは体内で意味あんのか?って話でしたね。
水素水ってあるじゃないですか?
いわゆる還元水といって、活性水素が多く含まれている水です。
水素は還元力が強いので、体の活性酸素を除去してくれる・・・
という触れ込みで売られています。
しかしながら、還元力が強いってことは、すぐに反応してしまうってことで、
胃に入る過程で、血液を流れる過程で、何かと反応してしまい、
活性酸素と出会うことなく、役目を終えるのでは?ともいわれます。
正直、同じように抗酸化作用をもつものも、活性酸素に出会うことはなく、
別に抗酸化作用により機能性を発揮しているわけではないのではないか?
と思う訳なんですよ。
まあ、あくまで持論です。
例えば、ビタミンC。
抗酸化作用の比較として使われるくらい、抗酸化作用があるといわれます。
しかしながら、ビタミンCの本来の役目は補酵素として、コラーゲンを作ったり、
軟骨を形成したりするのが役割です。
仮に活性酸素を除去するために、ビタミンCが酸化したら、
補酵素としての機能を発揮できません。
そうそう、抗酸化っていうくらいだから、
抗酸化作用が高い=酸化しにくい物質だと思っている人も多いんですが、
逆です。抗酸化作用が高い=酸化しやすい物質です。
自身を酸化させることによって、活性酸素を除去するわけです。
まあ、酸化の種類も色々あるので例外もありますが、
だいたいそうです。
アスタキサンチンとかブルーベリーとかもそうですよね。
どちらも抗酸化作用は非常に高いですが、
もし、活性酸素の除去に使われてしまったら、
目によい作用は与えられないんですよ。
結局、抗酸化作用が高い物質は、それ以外に機能性を持ち、
たまたま抗酸化作用が強いってことなのかな~と思うわけです。
だって、抗酸化作用によって、体がどうなるかってのはイメージできません。
なんせ、抗酸化をウリにしたサプリってほんと売れないんですよ。
(抗酸化はNGワードなので、錆びない力とかなんとかいうわけですが)
ぶっちゃけ、体感が全くでない。
まあ、化粧品の抗酸化ってのは、製品自体の酸化を防ぐとか、
皮脂の酸化を抑えるとかなんで、無意味ってわけではないのですが、
サプリに関しては、抗酸化って意味がないと個人的には思っています。
正確には抗酸化の指標ってのが無意味だと。
抗酸化作用が高かろうが、効かない成分は効かないし、
抗酸化作用が低くても、効くやつは効くってね。
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