え?グリセリンって100%でないん?
“純度99%グリセリン”をリッチに処方したってコピーを見たわけさ。
まあ、それが凄いかどうかってのはさておき、
グリセリンって100%ではなかったんですね~
化粧品グレードで使われているものは、84~87%なんだそうな。
薬局で売ってるやつもこの値です。
その上のグレードは濃グリセリンと呼ばれ、98.5%以上となります。
医薬品レベルも84~87%なんですが、
濃グリセリンは98~101%を規格しています。
おい、100%超えるってどういうことよ?
おそらく、このグレードのものを使っており、
間をとって、99%ってことになっているのではないか?と思われます。
おまけで工業用は98.5%以上、食品添加物は95%以上を規格しております。
これまでの保湿を超え(既存商品と比較して)、
劇的(感動的さま)保湿を叶えるんだそうです。
え?この注釈でこの表現OK?今度使おう(笑)
さてさて、この純度の高いグリセリンの特徴は・・・
1つ目は純度99%のグリセリン。
この純度が高いってことの利点は、不純物が少なく安全性が高いということが挙げられます。
一昔前は、精製技術が未熟で、不純物が問題になるってことはありました。
有名なところでは、ミネラルオイルはかつては不純物により、油焼けを起こしたといわれます。
もちろん、今ではそんなことはなく、安全性の高いオイルの1つといえます。
現在の通常グレードのグリセリンも不純物が含まれているわけではなく、
13~16%何が含まれているのかというと、ほぼ水分です。
まあ、どこまで違いがあるのかはわかりませんが、不純物が少ないってのは事実で、
その分、安全性は高いというのも事実ではあります。
で、このハイスペック原料を使うにあたって、メリットがでてくるのは、
やはり原液をそのまま使う場合ですよね。
ぶっちゃけ、薄めてしまうのであれば、違いはほとんどないです。
2つ目角層の10層奥まで達する高浸透力
グリセリンは粒子が小さいから、角質層の奥まで浸透するそうです。
これは別に純度99%だからって話ではないです。
3つ目は肌の内側からモイスチャーバリア(保護膜)を形成
角質層の細胞間脂質では、セラミドによってラメラ構造が形成されています。
グリセリンは角質層の奥まで届くので、ラメラ構造を強化し、
肌のバリア機能を向上させ、水分の蒸発を防ぐそうです。
グリセリン万能だなー
ご存知とは思いますが、念のため。
グリセリンでバリア機能は回復しません。
あくまで、そんなコピーがあったって話。
グリセリンはグリセリンですよねー
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