時計遺伝子に着目した化粧品原料
これ、流行ってんのかな~
“時計遺伝子”に着目した・・・
とかなんとかうやつ。
人間の肌は、昼=「保湿・紫外線の防御」、夜=「ダメージの修復」と異なる仕事をしているそうな。
まあ、これは肌に限らず、夜寝ているときは、体のあらゆる場所が修復活動をしています。
で、時間による肌機能の分担は“時計遺伝子”でコントロールされており、
昼と夜、それぞれの肌機能を正常に働かせるためには、
“時計遺伝子”に基づいて肌のリズムを適切に整えることが重要になってきます。
しかしながら、現代人は睡眠不足とか不規則な生活とかで、
時計遺伝子が正常に働いていないそうな。
昼間は防御がおろそかになり、ダメージが大きくなり、
しっかり夜に肌の修復が行われないから、どんどんダメージが蓄積していく・・・
結果、それが老いにつながるって話です。
この時計遺伝子を正常に働かせる成分として配合されているのが、
ナイトクロックコンプレックス。
テトラペプチド-26とネムノキ樹皮エキスの複合原料になります。
テトラペプチド-26はグルタミン、ロイシン、プロリン、セリンの4つのアミノ酸で形成されています。
メカニズムはよくわからんですが、確かに時計遺伝子の調整作用はあるみたい。
ネムノキ樹皮エキスはプロディジアというクローダジャパンの原料になるかな。
糖化物を除去する作用がある、抗糖化成分との触れ込みですが、
ここでは、なんかメラトニンを増やす作用があると謳われています。
(データがあるかはちょっとわからんなー)
メラトニンは体内時計を司る物質で、体内で増えると眠くなり、
減ると覚醒するホルモンの一種です。
メラトニンが、体の修復を促すホルモンであるのは確かですが、
肌に塗布して、その作用があるのかは謎です。
続いての原料は・・・
肌でも時計遺伝子によって、リズムを打つことが分かっています。
代表的な時計遺伝子として、日中の発現量が高い「PERIOD」、夜間の発現量が高い「BMAL」
があり、この遺伝子に着目しています。
先ほどもありましたが、夜に肌の修復が行われているわけで、
夜のほうがコラーゲン合成量は多くなります。
つまり、PERIOD遺伝子の発現が多いと、肌の修復が行われないので、
この遺伝子の発現を抑えるものを探したわけです。
で、見つけた成分がカンゾウ葉エキス。
カンゾウ葉エキスがPERIOD遺伝子の発現を顕著に抑制し、
結果、肌細胞が夜状態になり、コラーゲンの産生が盛んに行われたそうな。
カンゾウは甘草とも呼ばれ、グリチルリチン酸を作るのに使われます。
カンゾウ葉エキスのどの成分が作用しているかはわかりませんが、
時計遺伝子に作用することは確かです。
最後は、これは逆に日中の防御作用を強化しようというアプローチです。
時計遺伝子PERIODと連動して活性化される遺伝子がフェラグリン遺伝子で、
フェラグリンが日中の肌防御をになっているそうな。
で、サンショウエキス とスキンジェネセル 1Pの組み合わせが、
もっともフェラグリン遺伝子の活性が高まったとのこと。
ぶっちゃけ、PERIOD遺伝子が活性化することで、フェラグリンの合成が高まるのは確かですが、
フェラグリンの合成が高まったからといって、PERIOD遺伝子が活性化しているかは謎です。
サンショウエキスは山椒の抽出物。
スキンジェネセルP1は何かはよくわからんです。
まあ、体内時計を整えるってのは、確かに重要なことで、
基本的なこととしては、
①朝、日光をあびる。
朝、カーテンを開けて日光を浴びましょう。
ほんの一瞬でOKです。脳が朝だと認識すればね。
②朝はトリプトファンを取ろう。
トリプトファンはメラトニンの材料になります。
夜にメラトニンをたくさん作らせるには、朝に取る必要があります。
乳製品に多く含まれています。
チーズ、ヨーグルトなんかよいんじゃないかな。
③寝る3時間前はお腹に物を入れない。
体の修復をするのは、酵素です。
酵素は大きく分けると、消化酵素と代謝酵素に分けられます。
大事な睡眠時間に消化に酵素を使わなければならないと、
代謝酵素が不足します。
時計遺伝子とか以前の問題になってしまいますので、
夜中は物を食べないようにしましょう。
④寝る前にスマホわパソコンを弄らない。
脳が朝だと認識するのは、日光の青い光。ブルーライトと呼ばれるやつ。
これはスマホやパソコンから発生しています。
ぶっちゃけ、生体時計の乱れの原因は、ほぼこれです。
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