お米のとぎ汁洗顔

お米のとぎ汁は美容効果満載!捨てるのは勿体ない!?

お米をおいしくするには、しっかり洗うとよいといわれます。

白いのが出てこなくなるようになるまで洗えと。

 

まあ、この白いのってのは米に含まれている栄養素であるのは

ご存知かと思いますが、この栄養素が雑味となって、米の味を損ねます。

ただ、栄養学的には適度に白いのを残したほうがいいんですが。。。

 

で、このとぎ汁。

栄養が豊富で、何が溶けているかというと、

ビタミン、ミネラル、タンパク質になります。

 

セラミドが含まれているという人もいますが、

残念ながらセラミドは含まれていません

含まれているのはグルコシルセラミドになります。

 

また、美白効果があるといわれますが、

これはフェラル酸が米に含まれているからってことだと思うのですが、

こいつは水に溶けません。油にも。

 

つまり、とぎ汁にはフェラル酸は含まれていません

 

また、米のポリフェノールの一種であるオリザノールも

水に溶けないので、とぎ汁には含まれません。

 

米の機能性成分は元々精製された米には微量ですし、

水に溶けないものが多いので、ほとんど含まれていないと思って間違いないです。

 

ただ、白くなるのは、精製しきれなかった糠であり、

組成は糠とほぼ同じといえます。

ですので、美容効果はあるといえば、あります。

 

江戸時代くらいまでは、とぎ汁で洗顔していたらしいです。

ある意味、化粧水の代わりであったのかもしれません。

 

さてさて、とぎ汁洗顔の方法ですが、

とぎ汁を1.5~2倍に薄めて、顔を洗うだけ。

 

メイクをしている場合は、クレンジングで落として、

石鹸で洗顔したあと、最後に行います。

とぎ汁ですすいだ後は、水で洗い流すとかはしないです。

 

洗顔というより、やはり化粧水をつけるって感覚のほうが正しいかな。

 

とぎ汁は冷蔵保存で半日くらいを目安に使い切りましょう。

使い切れないって場合は、お風呂にでも入れちゃいましょうー

 

量とかは適当でOKです。

沸いたお湯に、ざっくり入れて、かき混ぜて完成です。

日本酒風呂と同じような効果が期待できます。

 

肌がカサカサする冬場には重宝するかも。

 

また、シャンプーやリンスなどを洗い流すときにも

とぎ汁を使うのも効果的です。

髪に艶が生まれるといわれています。

 

 

上級者はこのとぎ汁を発酵させて使うそうな。

自然発酵させるそうですが、あまりオススメはできません。

発酵ではなく、腐敗する可能性が高いですからね・・・

 

一応、方法はとぎ汁に生きた乳酸菌を謳っているヨーグルトを

スプーン1杯分加えます。

それを冷蔵庫で発酵させます。

乳酸菌は低温でも活動できますので、それを利用して雑菌の増殖を防ぎます。

 

1日に1回は撹拌してやると、発酵が進みやすくなります。

 

 

麹で発酵させる場合は、逆に50~60℃くらいの高温で発酵させます。

8~12時間を目安に発酵させます。

 

においをかいで、腐敗臭がしなければOKです。

発酵させれば、冷蔵保存で1週間は持ちます。

 

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