工場見学は無料で予約不要なんですよ~
もっとも有名な薬用酒の工場が長野県の駒ケ根にあります。
実はこの工場は1つの観光地となっており、多くのツアー客が訪れています。
場所は長野県駒ヶ根市。駒ヶ根インターを降りて15分くらいのとこにあります。
降りて左側に回れば行きやすいかな?
まあ、工場見学して何が面白いかって思うかもしれませんが、
意外に面白いです。
また、北アルプスと南アルプスに囲まれ、自然豊かで、
風水的にも非常に優れた場所なので、
ある意味、パワースポットともいえるかもしれません。
完全に観光地となっていますので、いつ行っても受け入れ態勢万全です。
予約とかいらないし、無料で見学できます。
お近くに寄られる際には、一度足を運んでみてはいかがでしょう?
ふらっとよっても、丁寧に案内してくれますよ。
最大生産量は47000本/日
工場での従業員は全て合わせると120名になるとか。
ただ、すべてオートマティックになっているので、
実質、生産ラインは9名で回しているそうな。
凄いのが、瓶を出すところから、箱詰めされて、ダンボールに入れて
ガムテープで封をされるまで、一切人の手がかかりません。
全部機械が自動でやってくれます。
うちらの業界では、普通は箱詰めとかは人が詰めます。
まあ、いろんな商品に対応するためには、完全自動化は
OEMでは効率が悪いだけですからね。
主力商品、ほぼそれしか作ってないので可能なことで、
ここまでの自動化はなかなかお目にかかれません。
なかなか圧巻ですよ。
職業柄、工場はよく見てきましたが、
その中でも凄いとこですわ。
さて、この薬用酒の作り方は、
原酒に生薬を2ヶ月つけて作ります。
成分を抽出する方法は、砂糖漬けにする(植物発酵エキス)、
塩漬けにする(味噌、漬物)、そしてアルコールにつける方法があり、
養命酒というくらいですから、アルコールによる抽出を行っています。
一般家庭で行う場合はホワイトリカーを使います。
35度の非常にアルコール濃度の濃いお酒です。
梅酒なんか作る時に使いますが、高麗人参とか、
マムシとかつけるのにも使われます。
どんなお酒につけているのかなー?
というのは素朴な疑問ではあったのですが、
なんと、自家製のみりんを原酒として使っているんだそうな。
アルコールは14%になります。
もち米を米麹で発酵させて作ったもので、
もち米は信州産、水は中央アルプスを源水としている超軟水を使っているとのこと。
で、この原酒、本みりんとしても販売しています。
試飲もできますので、是非とも飲んでみてください。
まるで水あめのような甘さが口のなかに広がります。
清酒が主流になる前は、高級酒として飲まれていたくらいで、
お酒の味が苦手って人でも抵抗なく飲めちゃいます。
もっともアルコール度数は結構キツイので、
飲み過ぎると大変なことになりますけどね。
こんなにおいしいものが、あそこまでの味になるってのは、
それだけ成分が抽出されているって証拠ですかねー
ってか、このみりんのほうが売れるんじゃね?
名だたる料亭がこっそり使っているとかいないとか。。。
それにしても、工場見学を前提にして作られているので、
工場としてはムダが多いです。
観光案内の人員も必要になってくるので、なぜこんなことをしているのか?
と思わなくもないです。
ただ、工場見学をすることで、養命酒に対する親近感みたいなものがわくかもしれません。
また、「養命酒の工場にいってきた」と周りの人に話せが、それは
宣伝にもなるわけです。
一種の宣伝と考えれば、理にかなったものかもしれませんね。
(簡単にまねできるものではないことですが)
【関連記事】
コメントをお書きください